「一も二もなく」の意味(類義語)
【慣用句】
一も二もなく
【読み方】
いちもにもなく
【意味】
あれこれいうまでもなく。異議なく。無条件で。
何かを深く考えたり迷ったりせず、すぐに行動にうつすんやな。あんまり悩んで時間を無駄にせんでいいってことやね。
【類義語】
・否も応も無く
「一も二もなく」の解説
「一も二もなく」という表現はね、誰かから指示されたことや提案されたことに対して、特に何も言わず、反対することもなく、そのまま受け入れてしまうことを指すんだよ。
たとえば、お父さんが「今日はお母さんが出かけているから、お昼ご飯は自分で作って食べてね」と言った時に、「うん、分かった」とすぐに応答してその通りにすることが「一も二もなく」という表現に当たるね。
「一」と「二」は、「一つ目の意見」や「二つ目の意見」を意味していて、これが「一つや二つの意見さえ言わずに受け入れる」という意味になるんだ。
普通、人と話をするときや議論をするときは、自分の意見や疑問点、不満な点などを出して、それについて話し合ったり、理解したりするまで時間をかけることが多いよね。でも、「一も二もなく」の場合は、それをせずにすぐに相手の言うことを受け入れることを指しているんだよ。それは、相手の意見が完全に正しいと思った時や、他に選択肢がないと思った時などによく使われる表現だよ。
「一も二もなく」の使い方
「一も二もなく」の例文
- 中学生の部活動では、一も二もなく先輩のいうことをきくことが大事だった。
- 素晴らしい提案が出たので、クラス中が一も二もなく賛成した。
- 間違っていると思っても、一も二もなく社長の言う通りにしなくてはいけない。
- お母さんに買い物を頼まれ、一も二もなく引き受た。
- 健太くんは、ともこちゃんのいうことに、一も二もなく承知した。