「一国一城の主」の意味(語源由来)
【慣用句】
一国一城の主
【読み方】
いっこくいちじょうのあるじ
【意味】
他から援助や干渉を受けず、独立した領分をもつ者。
つまり「自分の領地で自分が主人」ってことやな。他からの援助や干渉なんて必要ない、自分の国、自分の城で自分が全てを決めるんや。
自分の領地においては自分が一番の主役ってことやな。これは、自立心の大切さを教えてくれる言葉やね。
【語源由来】
一つの国、または一つの城を所有している人の意味から。
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「一国一城の主」の解説
カンタン!解説
「一国一城の主」という表現は、自分だけの領域を持ち、他人からの干渉を受けずに独立している人を指すんだよ。この言葉の起源は、文字通り、一つの国や城を持っている人、つまり王様や城主のことを指していたんだ。
でも、今ではこの言葉はもっと広い意味で使われるようになったんだ。例えば、自分だけの会社を経営している人や、自分の家を持っている人などを「一国一城の主」と呼ぶことが多いんだ。
そしてね、家族の中で一番大切な役割を果たしている人、家族を支えている人も「一国一城の主」と呼ばれるんだ。だから、パパやママが一家の大黒柱として家庭を守り、みんなを幸せにするために頑張っているなら、彼らもまさに「一国一城の主」ってことになるんだよ。
「一国一城の主」の使い方
健太くんは、大きくなったら何になりたいの?
僕は、人に使われるよりも、一国一城の主になりたいんだ。
ほー。経営者になるの?でも、健太くんは、二番手でいる方が合っていると思うけどな。
僕は目上の人から愛されるタイプだからねえ。それもいいかもね。
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「一国一城の主」の例文
- この家が建った時には、自分が一人前の男に思えたもので、 一国一城の主になったような気さえした。
- この店を見てみてごらん、痩せても枯れても、わしだって一国一城の主なんだよ。
- 小さいながらも一国一城の主としての彼は、なかなか厳しく、しぶとい面を持っているが、そうでなければこの店を維持してゆくのは不可能だったのだろう。
- 僕はこれから、一国一城の主という気概を持って会社を経営する。
- 彼は、僕たちには一国一城の主と威張っているけれども、内情は厳しくて大変らしいぞ。
つまり、自分の領地においては自分が全てを決める主人、つまり独立した立場を持つ人のことを示しているんだ。