「因縁を付ける」の意味(類義語)
【慣用句】
因縁を付ける
【読み方】
いんねんをつける
【意味】
相手を困らせるために言いがかりをつける。「因縁」は、ここでは言い掛かりの意味。


ほんまに、そんなことする人とは関わりたくないわ!これは、人に迷惑をかける行為を指す言葉やな。
【類義語】
言い掛かりを付ける(いいがかりをつける)
「因縁を付ける」の解説
「因縁を付ける」っていう言葉は、元々は仏教の教えから来ているんだよ。
仏教では、「因縁(いんねん)」という考え方があって、これは物事が起こる理由や原因を説明するものなんだ。「因」は物事が生じる直接的な原因で、「縁」はそれを助ける間接的な原因のことを指すんだ。つまり、全ての出来事はこの「因」と「縁」によって起こると仏教では教えられているんだよ。
だから、本来は「因縁」っていうのは、何かが起こる原因や理由、つまり”由来”を表す言葉だったんだね。でも、時がたつにつれて「因縁」の意味は変わってきて、今ではちょっと強引な理由や文句を言うときに使われるようになったんだ。
それが「因縁を付ける」っていう言葉の由来で、つまりは、無理な理由をつけて人を困らせる、そんな意味を持つようになったんだよ。だから、無理やり何か理由をつけてけんかを始める人を見たら、「因縁を付けるな!」って言うことができるね。
「因縁を付ける」の使い方




「因縁を付ける」の例文
- 何かと因縁を付けて、内政干渉してこないでほしいものだ。
- どうやら、自分達のことを言われたと勘違いしたようだが、いや、それとも、違うと判っていながら因縁を付けているだけかも知れない。
- 怪我をしている彼に、どうしたのかと私がいうと、彼に因縁を付けた奴と喧嘩をやった、と彼はいった。
- 川で釣りをしていたら、この川は私有地だから釣りをしてはいけないと因縁を付けて殴りかかってくるおかしな男がいたんだ。
- 少しでも僕と視線が合えば、それを理由に因縁を付けたい、そんな気分になる位機嫌が悪かった。























