「陰に陽に」の意味(類義語)
【慣用句】
陰に陽に
【読み方】
いんにように
【意味】
あるときは目立たぬように、あるときは表立って。
「陰に陽に」という表現は、あるときはこっそりと、あるときは公に、というように、様々な状況や場面で行動することを指すんだよ。
つまり、ときにはこっそりと、ときにはみんなの前で行動するってことやな。状況や場所によって行動の仕方が変わる、それを表す言葉やな。
これは、一面的な行動だけではなく、色々な面をもって行動することを教えてくれるわな。
【類義語】
陰になり日向になり(かげになりひなたになり)
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「陰に陽に」の解説
カンタン!解説
「陰に陽に」の「陽」は目立つ部分、表に出ている部分を表し、「陰」はそれに対して隠れている部分、目立たない部分を表すんだ。
だから、「陰に陽に」っていう言葉は、「人に知られない隠れたところ(陰)で、そして人に見える表立ったところ(陽)で」という意味になるんだね。
たとえば、友達が試験勉強を頑張っているとき、あなたが「陰に陽に」彼を応援すると言ったら、それはあなたが、友達の前では元気づける言葉をかけたり(陽)、一方で、裏では静かに彼のためにお祈りをしたりする(陰)っていう、あらゆる機会で彼を応援するということを意味するんだよ。
「陰に陽に」の使い方
空手の先生が、僕のことを陰に陽に支えてくれていたおかげで、今の僕があるんだ。
へえ。良い先生に出会えてよかったわね。小さいころからずっと空手を続けてこられたのはその先生の存在のおかげね。
そうなんだ。飽きっぽい僕が、唯一空手を頑張ってこられたのも、空手が好きなだけじゃなく先生のおかげなんだ。
健太くんは、たくましく成長して、今度は先生を陰に陽に支えることができるようにならないとね。
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「陰に陽に」の例文
- 多大な恩のある君のためならば、陰に陽に力になるから、何でも言ってくれたまえ。
- 新入社員だった私を、先輩は、陰に陽になりしてかばって励ましてくれたのだった。
- 彼女は、料理屋で働きながら、陰に陽に彼を庇護し、彼も彼女を頼りにした。
- 特許に縛られ、同じものを作りたくても作れない同業他社は、政治力と金の力にものを言わせ、陰に陽に圧力をかけてくる。
- その寮の仲間は皆仲が良くて、卒業までの在学中、お互いに陰に陽に助け合ったのだった。