「いの一番」の意味(語源由来)
【慣用句】
いの一番
【読み方】
いのいちばん
【意味】
いちばん最初。まっさき。
つまり、「最初に」や「真っ先に」って意味なんやな。レースで言ったら、スタートダッシュで一番最初に飛び出す感じか。
これは、何か始めるときや新しいことにチャレンジするときに使えそうな言葉やな。
【語源由来】
「いろは」順で第一番めの意味から。
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「いの一番」の解説
カンタン!解説
「いの一番」って言葉は、「一番最初」っていう意味なんだ。どうしてそういう意味になったかというと、2つの説があるんだよ。
1つ目は、この「い」っていうのが「いろは」っていう日本の古い歌の最初の文字だから、「いの一番」で「一番最初」って意味になったんだよ。
もう一つの説は、建築の世界から来ているんだって。ビルや家を建てるときの設計図(図面)に、柱の位置を示すために縦方向には「い、ろ、は…」と書き、横方向には「一、二、三…」と書くんだって。そしてその中で最初に建てる柱が「い」の「一番」の柱で、そのことから「いの一番」が「最初」を意味するようになったという話だよ。
どちらの説でも、「いの一番」は「最初」や「先頭」を表す言葉なんだね。
「いの一番」の使い方
健太くんは食いしん坊だから、給食でデザートが余った時には、いの一番に健太くんが「ほしい!」って手を挙げるのでしょうね。
その通りだよ。残ったらもったいないじゃないか。デザート以外でもいの一番に手を挙げるよ。
それは良いことね。ピーマンの炒め物でも手を挙げるの?
・・・そ、それでもいの一番に手を挙げるよ!
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「いの一番」の例文
- 君が困っているときは、何を置いてでも、いの一番に駆け付けるつもりでいるよ。
- 彼が、いの一番に飛び出すかと思ったのに、想定外のことが起こって飛び出してこない。
- 私は、朝早く今日オープンするデパートに行き、いの一番に店内に入り、目当ての店に駆けて行った。
- 彼は、いの一番に僕に知らせようと、全速力で走って来てくれたようで汗だくで息を切らせていたのだった。
- 捜査するにあたって、みんなが、いの一番に目を付けたところが、被害者が指で書いたと思われるダイイングメッセージだった。
何かを始めるときや何かが起きるときに、一番最初に動くことや、一番先に行くことを表現するんだ。