「一杯食わす」の意味
【慣用句】
一杯食わす
【読み方】
いっぱいくわす
【意味】
人をだますこと。
「一杯食わす」という表現は、うまく人をだましたり、誤解を生じさせて自分の意図通りに動かすことを意味するんだ。
つまり、「他人をだまして自分の思い通りにさせる」ことやな。
こういうのは、ほんまに注意せなアカンわ。だまされたら大損することもあるからな。
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「一杯食わす」の解説
カンタン!解説
「一杯食わす」っていうのはね、うまく人をだましてしまうことを指すんだよ。
この言葉の由来には、2つの説があるんだ。まず1つめの説は、昔話に出てくるキツネやタヌキが人を化かして、美味しそうに見えるけど実は食べられないものをご馳走として出して食べさせてしまう、という状況からきているんだってさ。
2つ目の説は、「食わす」っていう言葉自体が「だます」っていう意味を持っていて、その言葉に「一杯」という表現を付け加えて、「一杯食わす」になったという説なんだ。
つまり、「一杯食わす」っていう言葉は、だます、という意味になるんだよ。だから、誰かに「一杯食わされた」と言われたら、その人があなたをうまくだましたということなんだよ。だから、注意しないといけないね。
「一杯食わす」の使い方
美人で可憐な女子生徒の転校生がくるって話だったから楽しみだったのに、一杯食わされたぞ。
そんな噂があったの?知らなかったわ。結局、転校生はいなかったの?
転校生はいたんだよ。ものすごく背が高くて格好がいい男子生徒が!これが初日から、女子生徒に囲まれていて、すごくもてて癪に障るんだ。
ああ、それで余計に、健太くんに一杯食わせた相手が許せないのね。
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「一杯食わす」の例文
- 健太くんに、一杯食わされたとわかり、いよいよ腹をたてた。
- 泣いていたともこちゃんの涙は屈託のない光に変わり、どうも健太くんは一杯食わされたようだった。
- 母は、絵画屋さんに一杯食わされて、安物の絵に高いお金を払ってしまった。
- 良縁だなどといい気になって、一杯食わされてはいけないよ。
- 犯人は、刑事に一杯食わされたことを知り、唇をかみしめた。
- 一杯食わされたことに気づいて戻ってくる前に、逃げるぞ。