「一本取られる」の意味
【慣用句】
一本取られる
【読み方】
いっぽんとられる
【意味】
議論などで相手にやりこめられること。
つまり、「相手に負ける」や「相手にやられる」ってことやな。
議論してても、相手の言葉に答えられなかったり、一歩後手になったりすることやな。これは、頭を使って相手と戦うときに使える表現やな。
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「一本取られる」の解説
カンタン!解説
「一本取られる」っていうのは、例えばクラスで討論会をやったときに、相手の意見に自分の意見が打ち負かされちゃった、みたいな状況を言うんだよ。
「一本」っていうのは、スポーツの世界、特に柔道や剣道とかで使われる言葉で、自分の技が決まって得点が入った、っていう意味があるんだ。だから、「一本取られる」っていうのは、相手に技を決められちゃって、つまり相手に一度負けちゃった、っていう意味になるよ。
でも、これは一時的な負けだから、そのあとでしっかりと反省して、また新たに挑戦することも大切だよ。だから、「一本取られた」って悔しい気持ちになるかもしれないけど、その経験を生かして、次にどうやったら勝てるかを考えてみてね。
「一本取られる」の使い方
いつも、口喧嘩では、ともこちゃんに一本取られるから、いつか君に勝ってみたいよ。
いつになることやら。私も、その日が来るのを楽しみにしているわ。でもその前に、先生から預かったものがあるのよ。はい。この追試の代わりの宿題を終わらせてからにしてね。
すごい量だね。ともこちゃん、手伝ってくれる?
そんなことだから、健太くんはいつも、一本取られっぱなしなのよ。
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「一本取られる」の例文
- 健太くんのお父さんが「こりゃ、一本取られたなあ。参った」ととぼけた調子でいった。
- 子どもだと思って、油断して軽い気持ちで戦ったら、一本取られて参った。
- 孫と将棋をしたら、一本取られてびっくりしたんだけど、あの子は才能があるに違いない。
- まさに、君の言う通りだよ。一本取られた。
- 健太くん、君はうまいこというねえ。一本取られたよ。
つまり、相手に一歩先を越されたり、逆転されたりする状況を指しているんだ。