「一点張り」の意味(語源由来)
【慣用句】
一点張り
【読み方】
いってんばり
【意味】
一つのことだけを譲らず、押し通すこと。
「一点張り」という表現は、他のことは考えず、一つのことだけに固執して押し通すことを意味するんだよ。
つまり、何か一つのことを、ずっとずっと頑張って続けることやな。何も他のことに目を向けずに、ただ一つのことだけをひたむきに進めるってわけやな。
でも、それが結果的に柔軟性に欠けてしまうこともあるんやろうな。他の可能性を見落としてしまったりとか。
【語源由来】
賭け事で、一つのところだけに張る(=かける)ことから。
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「一点張り」の解説
カンタン!解説
「一点張り」っていう言葉は、元々は賭け事で使われていたんだよ。さいころや花札なんかで、一つの場所ばかりに賭け続けることを「一点張り」って言ったんだ。
それから、その言葉が色々な場面で使われるようになって、ひとつのことだけに固執して、他のことを全く考えないっていう意味になったんだよ。
たとえば、サッカーの練習で、ずっとシュートの練習ばかりして、パスの練習を全くしない選手がいたら、その選手は「一点張り」って言えるんだ。でも、これはちょっとマイナスの意味が強いんだよね。なぜなら、全ての技術をバランスよく練習することが大切だからさ。
だから、「一点張り」は、ひとつのことに固執しすぎて、他の大切なことを見落としてしまうというマイナスの意味も含んでいるんだよ。
「一点張り」の使い方
健太くんに勉強を教えても、よくわからないの一点張りでとても困るわ。どうやって教えればいいのかしら。
だって、どこが分からないのかすら分からないないのだから、やっぱりよく分からないんだよ。
じゃあ、一学年前の勉強からやってみましょうか。
うーん。それは、とても時間がかかりそうだね。卒業するまでに間に合うかな?
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「一点張り」の例文
- 強気一点張りの事業が必ず成功するという保証は何もないのに、彼はなぜか成功すると信じている。
- 実用一点張りの建築物が、その通りの両側にずらりと並んで建っていたのだった。
- その事件の目撃者たちに怪しい人物について尋ねたのだが、見ていない、わからないの一点張りだった。
- 彼の描く絵は、油絵の一点張りというわけではなく、水彩画もあった。
- 彼はとても慌てているようで、とにかく先生を連れて来てくれの一点張りなんです。
- 彼が普段身につけているものは、丈夫を一番に考えた実用一点張りのおしゃれとは程遠い衣服だった。