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【一陣の風】の意味と使い方や例文(慣用句)

一陣の風

「一陣の風」の意味

意味

【慣用句】
一陣の風

【読み方】
いちじんのかぜ

【意味】
風がある程度まとまって吹くこと。ひとしきり吹く風。「一陣」は、雨の一降り、風の一吹きを表す。

ことわざ博士
「一陣の風」という表現は、短時間だけ激しく吹く風を指すんだよ。
助手ねこ
つまり、「急に吹き上がる強い風」のことやな。

ひとしきり風が吹き荒れて、あっという間に収まる、そんな風のことを言うんやな。

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「一陣の風」の解説

カンタン!解説
解説

「一陣の風」っていうのは、一気に強く吹き始めて、しばらくしたらすぐに止まるような風のことを言うんだよ。まるで公園で遊んでいると突然強い風が吹いて、帽子が飛んでしまったり、木の葉がザーッと舞い上がるような感じだね。

「一陣」っていうのは、風や雨がひとしきり吹いたり降ったりすることを表す言葉だよ。また、「先陣」や「一番手」っていう意味もあるから、すごく早く動くことも含んでいるんだよ。

でもね、この「一陣の風」っていう表現、風のことだけを言っているわけじゃないんだ。実は、何かが突然起こって、そしてすぐに終わるような出来事を表すためにも使われることがあるんだよ。

例えば、「その流行は一陣の風だった」と言うとき、その流行が一時的にすごく人気が出て、でもすぐにその人気がなくなった、っていう意味になるんだよ。このように、「一陣の風」は、強いけどすぐに止まる風の性質を借りて、一時的な出来事や短期間で終わるものを表す比喩表現としても使われているんだね。

「一陣の風」の使い方

健太
やっと落ち葉をかき集めることができたね。
ともこ
そうね。落ち葉をかいてもかいても、次々に木から落ちてくるからきりがなかったわよね。
健太
うわあ。すごい風・・・。いやあ、今の一陣の風はすごかったね。猫バスが通ったかのようだったよ。
ともこ
・・・ああ、健太くん。私たちが、せっかくがんばって集めた落ち葉がまた散らばってしまったわ。
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「一陣の風」の例文

例文
  1. ドアはゆっくりと一杯に開いて、一、二秒、そのままであったので、その開いた戸口から一陣の風が冷たい空気を部屋へ吹きこんだ。
  2. 一陣の風が吹き込んだかと思うと、それとともに顔面蒼白の彼女が飛び込んで来たのです。
  3. 彼女の影が家の門の裏へと消えた後、奇妙な一陣の風が僕の頬を打ったのだった。
  4. 夏にはまだかなり早いのに、一陣の風を先行させて夕立がやってきたのだった。
  5. そのピンクの花は、一陣の風と一緒になって峡谷の空へと舞い上がって、とてもきれいだった。