「いやが上にも」の意味
【慣用句】
いやが上にも
【読み方】
いやがうえにも
【意味】
そうでなくても十分なのに、ますます。「いや」は、いちだんとの意味。
つまり、「もう十分嫌なのに、さらに嫌なことが起こる」っていう状況を言うんやな。
もう悪いことは十分やのに、その上さらに困ることが増える、という意味やな。こんな状況、誰でも嫌やろうな。
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「いやが上にも」の解説
カンタン!解説
「いやが上にも」っていう言葉は、本当にもう我慢できないほどの状況を表す表現なんだよ。漢字で書くと、「弥が上にも」になるんだ。
「弥」っていう言葉は、何かが本当に強くなったり、深刻な状態になったりすることを表すんだ。「上にも」っていうのは「さらにその上」という意味だよ。だから、「弥が上にも」っていうのは、もうすでに深刻な状態になっているのに、それがさらにひどくなる、という意味になるんだね。
例えば、すごく暑い日に「いやが上にも暑い」って言うと、それは「もう本当に暑くてたまらないのに、それがさらにひどくなる」っていう意味になるんだ。この表現は、本当に辛い、大変な、我慢できないほどの状況を強調して表現するときに使われるんだよ。
「いやが上にも」の使い方
健太くん。空手の決勝戦は、因縁の相手ね。
うん。空手を始めた小さいころから、ずっと勝ったり負けたりを繰り返した来た良きライバルだよ。
彼が相手だと、いやが上にも、応援する側は盛り上がるけど、戦う本人はどうなの?
そりゃあ、いやが上にも盛り上がるよ。
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「いやが上にも」の例文
- 相手が昨年の優勝者だという事で、いやが上にも闘志が湧いたのだった。
- 彼女が見に来るというなら、いやが上にも頑張らないといけない。
- これだけのメンバーがそろえば、いやが上にも番組は盛り上がるでしょう。
- この料理に使われている食材を見ただけでもおいしそうなのに、この料理をしている音を聞いたらいやが上にも食欲が増してきてお腹が鳴りそうだ。
- これだけ連日テレビや新聞でこのイベントを取り上げてもらっているんだから、いやが上にも盛り上がるでしょう。
- 数十年に一度の天体ショーで、しかもその日は晴天ときたら、いやが上にも気持ちが盛り上がってくる。
つまり、「どんどん悪くなっていく」、「ますます困難になる」などの意味があるよ。