「嫌という程」の意味(語源由来)
【慣用句】
嫌という程
【読み方】
いやというほど
【意味】
この上なく。十分すぎてこれ以上はいらないくらい。
ほんまに、何かがもうたくさんで、これ以上いらへんって時に使う言葉やな。
例えば、「お菓子を嫌というほど食べた」っていうときは、お菓子をもうこれ以上食べれへんほど食べた、ってことやな。ほんまに「あきるほど」や、「ひどく」っていう意味やな。
【語源由来】
飽き飽きしてこれ以上はもう嫌だ、という意から。
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「嫌という程」の解説
カンタン!解説
「嫌という程」という表現は、あることがあまりにも度を超えて行われることによって、それがもう嫌になる、つまり飽き飽きしてしまうという状態を描いているんだ。
たとえば、「嫌という程、勉強した」や「嫌という程、仕事をした」といった具体的な表現を考えてみてね。これらの表現は、もうこれ以上勉強や仕事をするのは嫌だと感じるほど、その活動に時間とエネルギーを費やしたという意味を持つんだ。
そのため、「嫌という程」の由来は、何かをこれ以上やるのはもう嫌だ、という感情から来ているんだよ。
「嫌という程」の使い方
健太くん。今日の家庭科の時間にマドレーヌを作ったんだけど、食べる?
最近、ストレスが溜まって嫌という程マドレーヌを食べたから、ちょっと今は見たくない。
ええー。何かあったの?健太くん、最近丸くなったなあと思っていたんだけど、勘違いじゃなくて、マドレーヌで太ったのね。あはは。コロコロしてる。
ええー。そんなに太った?これは、運動でストレス解消しないと大変なことになるぞ。
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「嫌という程」の例文
- またその話を始める気なのか、その話は嫌という程聞かされたからもううんざりだ。
- 先生にちょっと仕事を手伝ってくれと言われたので、手伝ったが、ちょっとではなく嫌という程コピーをさせられた。
- 携帯電話を見ながら階段を下りていたら、足を踏み外し、嫌という程腰を打ったのだった。
- さっき、犬の散歩をしていたら、急にリードを引っ張られて、その拍子に電柱に嫌という程頭をぶつけたんだ。
- 先週からずっと雨で、嫌という程降っているけど、いつまで降り続けるのかな。
「嫌という程」の文学作品などの用例
そうしたらあんなに弱いおばあさまがだまったままで、いやというほどぼくをはらいのけたのでぼくはふすまのところまでけし飛ばされた。(有島武郎の火事とポチより)
つまり、「もう十分だ」「これ以上はいらない」という意味を含んでいるよ。