「角が取れる」の意味
【慣用句】
角が取れる
【読み方】
かどがとれる
【意味】
人柄が円熟して穏やかになる。
最初はちょっと厳しかったり、意地っ張りやった人が、時間とともに優しくなったり、理解が深まったりすることやな。人間も成長するもんやね。
「角が取れる」の解説
「角が取れる」っていう言葉は、人の性格が丸くなってきつい部分がなくなることを意味するんだよ。
例えば、子供の頃は自己主張が強かったり、頑固だったりすることがあるよね。でも、大人になるにつれて経験を積んだり、色んな人と関わったりすることで、人と上手く付き合う方法を学び、自己主張の強さや頑固さが少しずつ和らいでくることがあるよ。それが「角が取れる」っていう意味だよ。
「角」は鋭い部分、つまり人の性格のきつい部分を意味していて、「取れる」はその鋭い部分がなくなる、つまり性格が穏やかになるっていう意味なんだ。物の角ばった部分が時間とともに丸くなる様子をイメージすると分かりやすいよね。それが「角が取れる」っていう言葉の語源なんだよ。
「角が取れる」の使い方
「角が取れる」の例文
- 気性が激しくて、よくちゃぶ台をひっくり返していた父も年とともに角が取れた。
- 後輩に厳しかった彼は失敗とその後の成功を経て角が取れ、優しく接するようになった。
- 先生は結婚してから角が取れて、話し方が柔らかくなった。
- 母は猫を飼い始めてから角が取れていつもにこにこしている。
- 彼、急に角が取れたようだけど、何かあったの?