「上の好む所、下これよりも甚だし」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
上の好む所、下これよりも甚だし
【読み方】
かみのこのむところ、しもこれよりもはなはだし
【意味】
下のものは上のものの人徳次第でどうにでもなるということ。
リーダーや上司が何かを好んでると、部下やフォロワーもそれを真似しようとするんやろな。だから、上の人は自分の行動に気をつけなアカンってことやね。大きな責任やな!
【語源・由来】
人の上に立つものが好むことは下のものはそれ以上に好むことから。
【出典】
「孟子」
「上の好む所、下これよりも甚だし」の解説
「上の好む所、下これよりも甚だし」っていう言葉、これはリーダーシップや影響力についての大切な教えだよ。
簡単に言うと、「上の立場にいる人が好むことや行動することを、下の立場の人は見て学んで、それ以上に真似することがあるよ」という意味なんだ。だから、リーダーや先輩、親などの立場の人は、自分の行動や態度をよく注意して、良い手本を示さなきゃいけないっていうことを教えてくれる言葉なんだよ。
例えば、サッカーチームのキャプテンが練習中にサボったりすると、他のメンバーもそれを見て「キャプテンがそうしてるんだから、僕たちも大丈夫だろう」と思って、もっとサボりたくなるかもしれないよね。逆に、キャプテンが一生懸命練習すると、みんなもそれに影響されて頑張るようになる。
この言葉は、自分がどんな影響を与えているか、常に意識することの大切さを教えてくれるんだ。特に、リーダーや先輩、親といった立場にいる人は、自分の行動が他の人にどんな影響を与えるかをよく考えて、良い手本を示していくことが大切だよね。
「上の好む所、下これよりも甚だし」の使い方
「上の好む所、下これよりも甚だし」の例文
- 上司の心がけ次第で部下は変わるというから、部下の評価は上司の評価だ。上の好む所、下これよりも甚だしという。
- 上の好む所、下これよりも甚だしなので、上司の働きかけでその組織は良くも悪くもなる。
- 上司があるべき姿を示せば部下はそうなる。上の好む所、下これよりも甚だしだ。
- 目下の者が言うことを聞かないのは、上の好む所、下これよりも甚だしで上司に徳が無いからだ。
- 上の好む所、下これよりも甚だしで、理想の上司のもとには理想の部下が育つ。
だから、上位にいる人は自らの行動や態度に非常に注意を払う必要があるんだよ。