「間隙を縫う」の意味
【慣用句】
間隙を縫う
【読み方】
かんげきをぬう
【意味】
切れ目なく続いている物事のすきまをとらえて何事かを行う。「間隙」は、物と物との間。
「間隙を縫う」という表現は、わずかな隙間やタイミングを見つけ出し、それをうまく利用することを指すんだよ。
つまり、ちょっとした隙間を見つけて、それを上手に使うってことやな。
これは、「小さなチャンスでも見逃さんぞ」っていう感じやな。
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「間隙を縫う」の解説
カンタン!解説
「間隙を縫う」っていう表現はね、物事と物事のすき間、つまり空間や時間の隙間を上手に利用して何かを達成する、または進めることを意味しているんだよ。
例えばね、忙しい一日の中でも、ちょっとした時間の隙間を見つけて宿題をしたり、仕事を進めたりすることを指すんだ。また、物理的な空間でも使うことができて、例えば車がすれ違う狭い道をうまく通り抜ける、とか、ぎゅうぎゅう詰めの電車の中で自分の位置を見つける、とかだよ。
「間隙(かんげき)」は物と物の間や、空間や時間の隙間を意味する言葉で、「縫う」は、ここでは、隙間をうまく使って進むという意味だよ。だから、「間隙を縫う」は、限られたスペースや時間を上手に利用するという意味になるんだね。
「間隙を縫う」の使い方
健太くん。今日も朝寝坊したの?
そうなんだ。夜はあんなに目が冴えているのに、朝ってなんでこんなに眠いんだろう。
健太くんは、だらしがないのよ。本当に駄目な人ね。朝、起きないから夜、眠くならないのよ。というか、授業中も眠っているでしょう?それがだめなのよ。寝過ぎよ!寝過ぎ!
(・・・ああ、ともこちゃんの言葉の攻撃の間隙を縫って反論するなんて、僕には出来そうもない。)
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「間隙を縫う」の例文
- 我々は、全ての情報を網羅した上で、その間隙を縫うように、事を巧みに進めなければならないのだ。
- 仕事の間隙を縫って、祖母のお見舞いに行く。
- 初詣の人込みの間隙を縫って、やっとの思いで目的の場所にたどり着いたのだった。
- テレビのニュースで、戦闘の間隙を縫って逃げ惑う人々の姿が映し出されていた。
- アイドルグループが出てくるのを待ち構えていた大量のファンたちの間隙を縫って、彼らは、手を振りながら笑顔で去っていった。
- 警察の徹底的な捜査の間隙を縫うように、犯人たちは、巧みに逃げ続けた。