「笠に着る」の意味
【慣用句】
笠に着る
【読み方】
かさにきる
【意味】
自分の後ろ盾となる人の力や自分の地位を利用して、いばること。
つまり、自分がちょっと上の立場や、背中に大物がついてるのをええことに勝手にいばったりするってことやな。
または、自分が他人に何か良いことをしたからって、それを理由に勝手なことをしはるんやな。
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「笠に着る」の解説
カンタン!解説
「笠に着る」っていう表現は、自分が強い人や権力者を味方につけて、大きな態度を取ったり、自分の権力を使って他人に圧力をかけることを指しているんだよ。
「笠」っていうのは頭にかぶるもので、雨や雪、日差しから身を守るためのものなんだ。この表現では、その笠を強い人や権力者の守り、または自分の権力の象徴として考えているんだ。
たとえば、クラスのリーダーの友達がいて、その友達の力を借りて、自分の思うようにクラスを動かそうとするような状況があったら、それは「笠に着る」っていうことだよ。また、自分がクラスのリーダーだとして、その立場を使って、他の友達に自分の意見を押し付けるようなことも「笠に着る」って言うんだ。
この表現は、権力を誤用して自分勝手な行動を取らないように、また、人を利用して自分の思い通りにしようとするのは良くないと教えてくれる言葉なんだよ。
「笠に着る」の使い方
健太くん。いくら、市長であるお父さんにとても寵愛されているからって、それを笠に着て先生のいうことをきかないのはいけないことじゃないかしら。
いうことは、聞いているつもりだよ。
宿題をしなさいって、毎日、毎日、くりかえし言われているのに、やってこないじゃないの。
ああ、それは、お父さんの力を笠に着て、先生に逆らっているわけじゃなくて、僕が怠け者なだけなんだよね。
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「笠に着る」の例文
- 親の力を笠に着ていばるとは、情けないやつである。
- 立場の差を笠に着て、彼が私にどんなことをしてきたかご存知?
- この町の権力者の娘と婚約をしたことを笠に着て、健太くんは、専横なふるまいをした。
- 国会議員の親の力を笠に着て、彼は学校の先生たちをなめていたようだった。
- 身分を笠に着て命令するつもりはないんだ。
また、自分が他人に施した恩徳を利用して、自由勝手なことをする状況を指すこともあるんだ。