「肩に掛かる」の意味
【慣用句】
肩に掛かる
【読み方】
かたにかかる
【意味】
責任や負担を引き受ける立場になる。「掛かる」は、おおいかぶさる。
つまり、自分が何かを背負うみたいな感じやな。重要な仕事とか大きな責任とか、それが自分の肩に乗ってきて、自分がそれを引き受けなあかんってことやな。
ちょっと大変そうやけど、一方で信頼されてるから任されるわけや。
【スポンサーリンク】
「肩に掛かる」の解説
カンタン!解説
「肩に掛かる」っていう表現は、自分に責任や仕事が降りかかる、つまり自分がそれを背負うことになる状況を表しているんだよ。
たとえば、クラスのリーダーに選ばれたとき、その子はクラスのみんなの意見をまとめたり、先生とのコミュニケーションを担当したりしなくてはならなくなるよね。そういう時、その子は「クラスのリーダーとしての責任が肩に掛かった」って言えるんだ。
「肩」はこの場合、「自分が背負っている責任」のことを意味していて、「掛かる」は「自分の上に降りかかる」っていう意味。だから、「肩に掛かる」は、自分が何か大切な役割や仕事、責任を担うことになったっていう意味になるんだよ。
「肩に掛かる」の使い方
成功するか否かは、健太くんの肩に掛かっているわ。さあ、がんばって。
ええっ。気弱な僕が責任を背負うなんて無理だよ。ともこちゃんが行きなよ。
健太くんは、校長先生に、怒られるためによく呼び出されているから、一番、校長先生に慣れているでしょう?だから、校長先生との交渉は、健太くんが適任なのよ。
よく怒られているけど、仲が良いわけじゃないよー。
【スポンサーリンク】
「肩に掛かる」の例文
- 彼は、まだ就任したばかりなのに、いろいろな事柄が一度に彼の肩に掛かってくることになるが大丈夫だと思うかね?
- 父の会社は、大企業だから、その商売に寄ってかかっている者の数も多く、社員やその家族たちの暮らしも先の見通しも、父の肩に掛かっている。
- 世界の平和は、君の肩に掛かっていると言っても過言ではない。
- この計画の成功も失敗も彼の肩に掛かっていると言ってよい。
- この店の仕事の多くは、おかみさんの肩に掛かっているといってよいほどなのに、おかみさんが倒れるなんて、店の存続にかかわる大変なことだ。
もしくは、その人に予期せずに何かが降りかかるときに使われることもあるね。