【慣用句】
風を食らう
【読み方】
かぜをくらう
【意味】
事態を察知して、すばやく逃げるようすをいう。息せききって大口を開けて走り、口いっぱいに空気が入り込む様子をいった言葉。多くは悪事が発覚した時などに使う。
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「風を食らう」の使い方

昨日、僕が風邪で寝込んでいたら、泥棒が入ってきたんだ。

ええっ。大丈夫だったの?

うん。留守の家だと思っていたらしく、僕の姿を見て、風を食らうように逃げて行ったよ。

被害が無くてよかったわね、でも、泥棒の顔を見たんでしょう?しばらくは仕返しされないように気を付けてね。
「風を食らう」の例文
- 魚屋のサンマを狙っていた猫がいたが、それに気づいた魚屋のおじさんに怒鳴られ、風を食らうように逃げて行った。
- 僕を殴ろうとしていた不良たちは、こちらに向かってくる警察官の姿を見て、風を食らって逃げて行った。
- 僕の家の庭の鯉にいたずらをしようとしていた子供が、僕に気付き、風を食らって逃げて行った。
- ゴミをあさっていたカラスは、近所のおばさんに怒られ、風を食らって逃げたが、しばらくして舞い戻ってきた。
- 柿の木の柿を取ろうとして、その家のおじいさんに見つかり、風を食らって逃げだした。