「肩透かしを食う」の意味(語源由来)
【慣用句】
肩透かしを食う
【読み方】
かたすかしをくう
【意味】
勢いをそらされ、無駄に終わる。
自分はガツガツ行ったつもりが、結局は相手にはうまくかわされてしまうってわけや。ああ、これはなんか残念やな。
【語源由来】
「肩透かし」は相撲の決まり手の一つ。相手が押してくる時に、差し手で相手を抱え込み体を開くと同時に他方の手で相手の肩口をはたいて引き落とす技のこと。
「肩透かしを食う」の解説
「肩透かしを食う」という表現は、自分が何かに全力を注いで取り組んだところを、相手にうまく避けられてしまったり、計画がうまく行かなかったりすることを指すんだ。
この表現は、相撲の技、「肩透かし」から来ているよ。「肩透かし」は相手の攻撃を巧みにかわして相手を前に倒す技のことだよ。だから、「肩透かしを食う」という表現は、自分の全力の攻撃や計画が相手によってうまくかわされてしまった、つまり予想外の結果になってしまったという意味になるんだ。
たとえば、大切なプレゼンテーションで自分のアイデアを全力で押し進めようとしたけど、上司にはすぐに却下されてしまった、という時に「肩透かしを食った」と言うことができるよ。
「肩透かしを食う」の使い方
「肩透かしを食う」の例文
- 一生懸命勉強したのに、その日のテストは簡単で肩透かしを食った。
- 喜びが大きかっただけに、肩透かしを食った反動もまた大きく、考えるほどに腹が立った。
- 弁護士は「では。」と一言残し部屋から出て行ったが、これからのアドバイスをしてくれると思っていた彼は肩透かしを喰った。
- そこから先の展開は肩透かしを食ったと言っていいほどにあっさりとしたものになった。
- 事件ではないとわかって、彼は肩透かしを食らった顔で不平をこぼした。
つまり、予想外の結果になるという状況を描いているんだ。