「買って出る」の意味(語源由来)
【慣用句】
買って出る
【読み方】
かってでる
【意味】
自分から進んで物事を引き受ける。
「買って出る」という表現は、自分から進んで何かを引き受けることを意味するんだよ。
つまり、「自分からやるぞ!」って手を挙げることやな。
みんなが避けるような難しい仕事でも、自分から「それ、おらがやるで!」って買って出るんやな。これ、リーダーシップを示すときにも使えるわけや。
【語源由来】
「花札」から出た言葉。
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「買って出る」の解説
カンタン!解説
「買って出る」っていう言葉は、自分から進んで何かを引き受けるときに使うんだよ。
この言葉は、花札から来ているんだ。花札っていうのは、通常は三人で遊ぶゲームで、もし参加者が四人以上いたら、親(ゲームを進行させる人)から数えて四人目以降の人は、そのゲームから外されてしまうんだ。
でも、もし四人目以降の人がどうしてもゲームに参加したい場合は、一人目、二人目、三人目の人からカードを買うことで参加できるんだよ。それが「買って出る」って言葉の由来なんだ。
だから、この言葉は自分から進んで何かを引き受ける、つまり自分から手を挙げて何かをするときに使うんだよ。例えば、誰もやりたがらない難しい仕事を自分から進んで引き受けるときには、「買って出る」と言えるよ。
「買って出る」の使い方
私、生徒会役員に立候補することになったの。
へえ。ともこちゃんなら大丈夫でしょう。でも、生徒会に興味なんかあったっけ?
興味はなかったわ。でも、各クラスから立候補者を決めないといけないのに、誰も手を挙げないから、私が買って出たのよ。
なるほど。違うクラスだけど、陰ながら応援するよ。
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「買って出る」の例文
- だれも手を挙げないし、なかなか会議が終わりそうにないので、その部の部長を買って出た。
- 「もう中学生なんだから、家の中の力仕事を買って出たらどうだい。」とおじいちゃんに言われた。
- 思いもかけず、強そうな男が二人も助太刀を買って出てくれたおかげで、喧嘩に勝つことができた。
- みんなお姫様の役をやりたがったので、私は意地悪魔女の役を買って出たが、これがおもしろくて演劇にはまってしまうきっかけとなった。
- 彼は慎重で、決断には迷う風だったが、それを、かたわらで聞いていた彼女は、すすんでその役を買って出た。