「風の吹き回し」の意味
【慣用句】
風の吹き回し
【読み方】
かぜのふきまわし
【意味】
その時々の模様しだいで一定しないことにいう。その時々の加減。
「風の吹き回し」という表現は、その時々の状況によって物事が一定しないこと、変わりやすいことを表しているんだ。
つまり、状況がコロコロ変わることやな。
まるで風の向きが変わるように、物事が一定せぇへん。それは、全てを予測するのは難しいってことやな。そういう時は、柔軟に対応していかなあかんね。
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「風の吹き回し」の解説
カンタン!解説
「風の吹き回し」っていう表現は、その時その時で変わる、安定しない状況や態度を指しているんだよ。
風ってどこから吹いてくるか、どれくらいの強さで吹くかはその日の天気や時間によるでしょ?それと同じように、「風の吹き回し」はその時々の状況によって色々変わってしまう、一定しない状態を表しているんだ。
例えば、今日はサッカーが大好きで、毎日練習している友達が、明日には音楽に興味を持ってギターを始め、その次の日には料理に夢中になっているとしたら、その友達の趣味は「風の吹き回し」だね。つまり、その友達の趣味はその時々で変わる、一定しないってことなんだよ。
この表現は、時によって、場所によって、人や事柄が変わりやすいことを表しているんだね。
「風の吹き回し」の使い方
健太くん、今日は宿題が多かったでしょう?私の宿題をうつさせてあげても良いわよ。
ええっ。一体全体、今日はどういう風の吹き回しだい?なんでそんなに機嫌が良いの?
実は、健太くんの先輩にこの手紙を渡してほしいのよ。
なんだ、ラブレターを届けさせたかったのかあ。道理でいつもと違うわけだ。
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「風の吹き回し」の例文
- 唐突に意見を求められ、彼女は、彼がわたしの考えを知りたがるなんて、どうした風の吹き回しだろうと当惑した。
- 一体全体彼は、どういう風の吹き回しか、テラスで勉強などをして、ワーズワースの詩集を読み、紅茶を優雅な手つきと笑顔で嗜んでいた。
- さしたる理由もなく彼の家に行くなんてどんな風の吹き回しだろうか、これが放課後だったら暇つぶしに行くのもわかるが、朝から行くなんて。
- どういう風の吹き回しか知らないけれど、夕飯は作ってくれるのね?
- 普段は二時限目から出席する夜型人間の君が朝から出席してるなんて、どんな風の吹き回しだ。