【慣用句】
けんもほろろ
【読み方】
けんもほろろ
【意味】
人の頼みなどをまったく取りあわず、無愛想に拒絶するようす。
【語源・由来】
「けん」「ほろろ」は雉(きじ)の鳴き声。「けんつく(剣突)」「けんどん(慳貪)」などの「けん」にかけたものといわれている。
【スポンサーリンク】
「けんもほろろ」の使い方
ともこちゃん。宿題を教えてよー。
いやよ。健太くんの教えては、写させてってことだから嫌。
そんな、けんもほろろに言わないでよ。
嫌なものは嫌。
「けんもほろろ」の例文
- 海辺にコテージが建っているので、せっかくだから泊っていこうという話になり、フロントで空室があるかと訊いてみたが、けんもほろろという感じで否定された。
- そういえば、けんもほろろの態度を取り、メールにも返信していないという事を思い出した。
- 昨日、会ったときは、質問してもけんもほろろだったが、今日は質問に素直に答えてくれるので、この人は気分屋に違いない。
- 愛娘に会いたいと、とても思うのだが、別れた妻はけんもほろろに会わせてくれないのだった。
- どうしても欲しい帽子があったのだが、お金がなかったので、明日また来ますからと言ったのに、再来店すると、帽子は売切れた、ないものはしかたがない、とけんもほろろである。