「踵を接する」の意味(語源由来)
【慣用句】
踵を接する
【読み方】
きびすをせっする
くびすをせっするとも読む。
【意味】
①人が切れ目なく続く。
②ものごとが次々と起こる。
「踵を接する」という表現は、人々がすき間なく大勢並んだり、あるいは事象が次から次へと連続して起こる様子を表すんだよ。
つまり、「人がぎっしり並んでる」や、「事が続々と起こる」ってことなんやな。
行列が途切れることなく続いてたり、色んな出来事が立て続けに起きる状況を指すんやな。
【語源由来】
「踵」はかかと。前後の人の踵が接するほど、人が引き続いて来る意味から転じて。
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「踵を接する」の解説
カンタン!解説
「踵を接する」っていう表現は、たくさんの人がぎっしりと並んだり、出来事が次から次へと続いて起こったりする様子を指すんだよ。
たとえば、お祭りの日に、屋台がたくさん立ち並んで、人々がすき間なく並んでいる様子を想像してみて。それが「踵を接する」っていう状況だよ。それと同じように、次から次へと試験があったり、宿題が出たりするときも「踵を接する」って表現が使えるよ。
これは、文字通り足の踵と踵が触れ合うほど密着している、つまり人々がすき間なく並んでいる様子から来ているんだよ。
だから、「踵を接する」っていう表現は、人がたくさん並んでいたり、出来事が続々と起こっていたりすることを指すんだね。
「踵を接する」の使い方
今年、我が家では祝い事が踵を接してやってきたんだよ。
へえ。例えば何があったの?
兄さんが結婚して、赤ちゃんが生まれて、父さんと母さんに初孫ができたんだよ。そして、なんと僕が、生まれて初めて百点を取ったんだよ。
あら。健太くんの百点もすごいけど、健太くんが空手で優勝したことも祝い事よ。
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「踵を接する」の例文
- 二十四時間内に、二つの彼にとって宿命的な事件が、踵を接して、発生したのである。
- 有名人のサイン会では、踵を接してファンが訪れた。
- 慶事はひとつだけ離れてやってくるが、不幸は踵を接してくるといわれている。
- 最近、コンピュータからのデータ流出事件が、踵を接するように起こっているようで、ニュースでよく見かける。
- 急な使者が来たという事で、すわ何事と一同、踵を接して集合した。
- 戦前、日本の科学は世界の第一線に仲間入りしたとよく言われたが、世界の科学の進歩にほぼ踵を接して追従して行けるくらいのところまで進歩しただけだ。