「気が気でない」の意味
【慣用句】
気が気でない
【読み方】
きがきでない
【意味】
悪い事態を予測して非常に気がかりになって落ち着かないこと。
「気が気でない」っていう言葉は、すごく心配で、じっとしていられないときに使うんだよ。
なるほどな。それって、つまり「あんまり心配してて、ドキドキして落ち着かへん」ってことやな。
大事な試験前の夜とか、そういう気持ちになるやつや!心がピリピリする感じやね。
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「気が気でない」の解説
カンタン!解説
「気が気でない」という表現は、とっても心配で落ち着かない様子を表すんだよ。
「気」はここでは、「心配」や「気になること」を意味するよ。「でない」は見たままでは否定形に見えるけど、実はこれ、「~で仕方がない」を省略した形なんだ。
「~で仕方がない」っていうのは、「とても~だ、とても我慢できない」という意味になるんだ。だから、「気が気でない」という表現は、元々は「心配で心配でたまらない」、つまり、とても心配で我慢できない状態を表す言葉だったんだよ。
そして、その「心配で心配でたまらない」状態、つまり心配事がずっと頭から離れずに、気になってそわそわしている様子を表すために「気が気でない」という表現が使われるようになったんだよ。だから、「気が気でない」というと、すごく心配で落ち着かない、という意味になるんだ。
「気が気でない」の使い方
今度の試験、いつもよりずっと範囲が広いから、僕は気が気でないよ。
そうかしら。範囲が広くても狭くても、健太君には関係ないでしょ?どうせちゃんと試験勉強しないんだから。
今度また悪い成績取ったら、クリスマスに何も買ってもらえなくなってしまうんだよ。それを思うと本当に気が気でないんだ。
まあ、たまには気が気でないという状態になるのもいいかもね。勉強に関して健太君はのんびりしすぎだから。
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「気が気でない」の例文
- 今朝は電車が遅れていて、遅刻しないか気が気でない。
- 明日が入学試験の合格発表の日なので、不合格だったらどうしようかと気が気でない。
- 気が気でないのはよくわかるけれど、ここはどっしりと構えてみるといいよ。
- 気が気でないとしても、結果はもう決まっているのだから、じっと待っているしかない。
- 条件はすべての人が同じなのに、気が気でない人とそうでない人がいるのは興味深い。
「気が気でない」の文学作品などの用例
久野と窪田らは気が気でない。出来るだけうまく漕いで自分らにも自信をつけ、敵へのデモンストレーションをしようと思うからである。(久米正雄の競漕より)