「気が長い」の意味(対義語)
【慣用句】
気が長い
【読み方】
きがながい
【意味】
ゆったりしていてあせらないこと。おっとりしてがまん強く、心が広い性格の人もさす。
「気」というのは、気分、気持ち、気質など、心の動きを表す。
つまり、「あせらずゆっくり進む人」ってことやな。あわてずに、のんびりと自分のスピードでやれる人のことを言うんや。
それはそれでエエ感じやな、おおらかで。
【対義語】
・気が短い
【スポンサーリンク】
「気が長い」の解説
カンタン!解説
「気が長い」っていう表現はね、落ち着いてて、急かされることなく、ゆっくりと物事を進める人のことを言うんだよ。
例えばね、友達が遊びに誘ってくれても、「ちょっと待って、今この本を読み終わってから行くね」って、自分のペースを崩さず、落ち着いて行動する人のことを指すよ。
「気」っていうのは、心の動きや感情のこと。「長い」っていうのは、精神的に持続力があること、つまり、物事を長く続けることができる、という意味だよ。だから、「気が長い」っていうのは、自分のペースで落ち着いて行動できる、そんな人のことを表しているんだね。
「気が長い」の使い方
この前の地震で壊れたあの神社の修復に、五十年もかかるんだって。
へえ。そこに住んでいる神様にとっては瞬きをするくらいの時間なんだろうけど、人間にとっては気が長い話ね。
そうだね。僕が生きている間に完成するかどうかわからない位だよね。
健太くんは、図太く長生きするタイプだから大丈夫よ。
【スポンサーリンク】
「気が長い」の例文
- 私の小説ができるまで十年も待っていてくれるだなんて、君は気が長い編集者だなあ。
- 彼女は気が短い僕と違って、気が長いからとても尊敬していて気になる存在だ。
- ともこちゃんは、釣りに行って何も釣れなくても、イライラすることなく楽しそうにしている。気が長いなぁ。
- 残るは一軒だけが立ち退きを拒否していて、道路の開通が遅れているそうだが、これが五十年前からの話だというから気が長い話だよね。
- あの池には釣り人がたくさんいるが、見ていると一時間以上じっとしたまま動かないから気が長いなあと感心した。
- この世界では、一人前になるのに三十年かかるそうだが、今の時代では考えられない位、気が長い話だよね。
【注意!】間違った例文
❌「母は化粧に三十分もかかるほど、気が長い。」
この使い方は間違い。何かをするのがおそくて、時間がかかるということではない。
急がず、焦らず、自分のペースで物事を進めることができる人のことなんだ。