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【気が遠くなる】の意味と使い方や例文(慣用句)

気が遠くなる

「気が遠くなる」の意味(語源由来)

意味

【慣用句】
気が遠くなる

【読み方】
きがとおくなる

【意味】
物事の規模がはなはだしく大きいようす。

ことわざ博士
「気が遠くなる」という表現は、意識が薄れて遠のく状態を表すんだ。

また、非常に大きな数値や極度の状態を指して使われることもあるよ。

助手ねこ
つまり、「もう意識が飛びそう」って感じやな。もうほとんどクラクラしてきて、意識が遠のいてくることや。

または、「えらいことになってる」って意味やな。そんなに大きな数字や、信じられないほどの状況を言うときに使うんやな。

【語源由来】
意識が薄れてぼうっとなるような感じだの意味から。

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「気が遠くなる」の解説

カンタン!解説
解説

「気が遠くなる」っていう表現はね、意識がぼんやりして遠くに行ってしまう感じ、または、何かがあまりにもすごすぎて、びっくりしてしまうような状況を指すんだよ。

たとえば、自分の意識がフワッとして、遠くに行っちゃう感じ。体調が悪くて倒れそうになったときや、すごくびっくりしたときに、「あっ、気が遠くなる」とか思うことがあるよね。

そして、何かの数字や状況が大きすぎて、ビックリしてしまうこと。例えば、試験で取れる点数の全然半分も取れなかったときに、「こんなに点が低いとは、気が遠くなるね」とか思うかもしれないよ。

「気」は、「気持ち」や「意識」を指しているよ。「遠くなる」は、普通なら自分の体と一緒にいるはずの心が、どこか遠くに行ってしまって、ぼんやりする感じを表しているんだよ。だから、「気が遠くなる」ってのは、意識が遠のいてしまう感じや、何かすごすぎてビックリしてしまう感じを表しているんだね。

「気が遠くなる」の使い方

健太
この町の駅前には、全長が数キロに及ぶ桜並木があるでしょう?
ともこ
うん。あるわね。
健太
あれは、ぼくのおじいちゃんがまだ若かったころ、一本ずつ手で植えた物なんだけど、家から植えはじめて、駅まで植えるのに何年かかるんだろうって気が遠くなることもあったって。
ともこ
そうよね。何キロもあるものね。でも、その頑張りのおかげで、いま、あの桜にたくさんの人が癒されているわ。
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「気が遠くなる」の例文

例文
  1. いったいどれだけ走ったのか、どこまで来たのか、見当もつかないし、気が遠くなるほどの時間が過ぎたようでもあり、一瞬のことのようでもある。
  2. ピラミッド建造の過程を考えると、かかった年月、携わった人の数は途方もない数字で、気が遠くなるようだ。
  3. とうとうマイホームを手に入れたが、三十五年のローン返済を思うと気が遠くなるようだ。
  4. 思春期の頃、空が青いと、それだけで胸がしめつけられるようだったし、大人になるのは、気が遠くなるほど遠い未来のことだと思っていた。
  5. 地下鉄の階段を走って昇るだなんて考えただけで気が遠くなりそうだよ。