「聞きしに勝る」の意味
【慣用句】
聞きしに勝る
【読み方】
ききしにまさる
【意味】
うわさに聞いていた以上である。
「し」は、ことばの意味を強め、語調を整える働きをしている。
「聞きしに勝る」という表現は、聞いていた情報よりも、実際の状況やものがさらに立派で素晴らしいことを示すんだよ。
つまり、耳で聞いてた情報よりも、現実がさらにすごいってことやな。
話を聞いてた時よりも、本当に見てみたらもっと素晴らしかった、みたいな状況を表す言葉やな。
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「聞きしに勝る」の解説
カンタン!解説
「聞きしに勝る」っていう表現は、聞いてたよりも実際の方がずっとすごいってことを表すんだよ。
例えばね、テレビやネットで話題の遊園地について友だちからすごく楽しいって聞いて、すごく期待していたんだ。でも、実際にその遊園地に行ってみたら、それがもっとすごくて、思っていたよりもずっと楽しかった、っていう感じだよ。
「聞きし」っていうのは、以前に聞いた、あるいは評判で聞いたという意味だよ。「勝る」っていうのは、比べたら上回る、もっといいという意味だよ。
だから、「聞きしに勝る」は、「聞いていた話や評判よりも、実際のものがもっとすごい」っていう意味になるんだ。
「聞きしに勝る」の使い方
さっき、駅前商店街で、テレビの収録をやっていたんだよ。
へえ。誰か知っている有名人がいたの?
テレビより実物の方が可愛いという噂のアイドルがいたんだけど、聞きしに勝るかわいさだったよ。
へえ。私も見たかったわあ。
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「聞きしに勝る」の例文
- 彼の全財産を投入したコレクションは、聞きしに勝る素晴らしいものばかりで、うらやましく思った。
- 彼の武勇は、まさに恐るべき、聞きしに勝るもので、鬼神の如しとは彼のことを言うのであろう。
- 取材に行ったその国では、小さな子供が働かされていて、しかも、聞きしに勝る劣悪な環境だった。
- パーティーで見かけた彼は、聞きしに勝る美男子ぶりで、私は、目が眩むかと思った。
- 初めて、彼の家にお邪魔させてもらったのだが、その贅沢な暮らしぶりは、聞きしに勝るもので、どこかの国の王族の親せきなのかと思ってしまうようなものだった。
- 小学生にして数学検定一級合格という噂は聞いていたが、実際に彼に会ってみると、聞きしに勝る賢さだった。