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【聞くと見るとは大違い】の意味と使い方や例文!語源由来は?(類義語・対義語・英語)

聞くと見るとは大違い

【ことわざ】
聞くと見るとは大違い

【読み方】
きくとみるとはおおちがい

【意味】
人から聞いた話と、実際に自分の目で見たこととでは、大きな違いがあるということ。

ことわざ博士
「聞く」は話を情報として受け入れること、「見る」は目で物事を知ることを表すんだよ。
助手ねこ
うわさ、評判、説明だけで判断せず、実際に確かめる大切さをいう場面で用いるニャン。

【英語】
・There is a great difference between what I hear and what I see.(聞いたことと見たことには大きな違いがある)
・Seeing is believing.(見ることによって確かだと分かる)

【類義語】
・百聞は一見に如かず(ひゃくぶんはいっけんにしかず)
・聞いて極楽見て地獄(きいてごくらくみてじごく)
・聞いて千金見て一文(きいてせんきんみていちもん)

【対義語】
・看板に偽りなし(かんばんにいつわりなし)
・名実相伴う(めいじつあいともなう)

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「聞くと見るとは大違い」の語源・由来

ことわざを深掘り

「聞くと見るとは大違い」は、人から聞いた話と、実際に自分で見た事実との間に大きな隔たりがあることを表すことわざです。人の評判や説明だけでは分からないことがあり、自分の目で確かめて初めて本当の様子が分かる、という経験から生まれた言い方です。

このことわざは、「見ると聞くとは大違い」という形でも広く用いられます。語順は逆になりますが、意味の中心は同じで、話に聞いていたことと実際に見たこととでは大きく違う、ということを表します。

「聞く」は、音を耳に受けるだけでなく、人の話を情報として受け入れることも表します。このことわざでは、うわさ、評判、説明などを聞いて、頭の中にある程度の想像を作ることを指しています。

「見る」は、目によって物の様子や事実を知ることを表します。聞いただけの知識と、実際に目で確かめた経験とを対比することで、「知っているつもり」と「本当に分かること」との差を分かりやすく示しています。

古い用例としては、『妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)』(1771年、江戸時代中期、近松半二ら合作)に、「見ると聞くとで大きな違ひ」という形が出てきます。この用例では、世間の評判として聞いていた人物像と、実際に接して知った人物像との違いを表しています。

『妹背山婦女庭訓』は、浄瑠璃の時代物で、五段から成ります。近松半二を中心に、松田ばく、栄善平、近松東南らが合作し、明和八年、すなわち1771年に大坂竹本座で初演されました。

この古い用例では、「聞く」と「見る」が対になり、聞いて得た評判と実際に見た事実が食い違うことを示しています。現在の「聞くと見るとは大違い」も、まさにこの対比を受け継ぎ、話だけで決めつけない態度を促す言葉になっています。

似た発想をもつ言葉に、「百聞は一見に如かず」があります。これは、人から百回聞くよりも、自分の目で一度見るほうがよく分かるという意味で、「聞くと見るとは大違い」と同じく、実際に見ることの大切さを表します。

また、「聞いて極楽見て地獄」は、話に聞いたときはすばらしく思えたものが、実際に見るとひどかった、という意味を表します。「聞くと見るとは大違い」よりも、期待外れや落差の大きさを強くいう表現です。

「聞いて千金見て一文」も、聞いた話ではたいへん価値がありそうでも、実際に見ると価値が低いという意味をもつ近い言い方です。聞いた印象がふくらみすぎ、実物を見て評価が変わる場面に当てはまります。

反対の発想としては、「看板に偽りなし」や「名実相伴う」があります。これらは、外に出ている評判や名前と、実際の内容とが一致していることを表すため、聞いたことと見たことが食い違う「聞くと見るとは大違い」とは逆の向きをもっています。

現在では、旅行先、店、商品、人の評判、学校行事、仕事の現場など、幅広い場面で使われます。聞いた話だけで判断せず、実際に見て確かめることの大切さを、短く分かりやすく伝えることわざです。

「聞くと見るとは大違い」の使い方

健太
新しい図書室って、ただ本棚が増えただけだって聞いたよ。
ともこ
放課後に行ってみようよ。読書コーナーや調べ学習の机もできたらしいよ!
健太
わあ、本当に広くなってる。聞くと見るとは大違いだね!
ともこ
でしょう? 次の自由研究は、ここで資料を探したくなるね。
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「聞くと見るとは大違い」の例文

例文
  • 写真で聞いていた景色と実際の山の迫力は、聞くと見るとは大違いだった。
  • 評判だけで店を判断していたが、行ってみると聞くと見るとは大違いで、とても落ち着いた場所だった。
  • 工場見学で作業の細かさを知り、聞くと見るとは大違いだと実感した。
  • 説明では簡単そうに思えた実験も、実際にやってみると聞くと見るとは大違いだった。
  • 転校生のうわさを信じていたが、話してみると聞くと見るとは大違いで、親切な人だった。
  • 広告だけでは分からないことが多く、商品を手に取ると聞くと見るとは大違いだと分かる。

主な参考文献

・日本国語大辞典第二版編集委員会・小学館国語辞典編集部編『精選版 日本国語大辞典』小学館、2005〜2006年。
・小学館国語辞典編集部編『デジタル大辞泉』小学館。
・北村孝一編『ことわざを知る辞典』小学館、2018年。
・近松半二ほか『妹背山婦女庭訓』1771年。
・小学館ランダムハウス英和大辞典第二版編集委員会編『プログレッシブ和英中辞典』小学館。





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