「禽鳥、百を数うると雖も一鶴に如かず」の意味(類義語)
【ことわざ】
禽鳥、百を数うると雖も一鶴に如かず
【読み方】
きんちょう、ももをかぞうるといえどもいっかくにしかず
【意味】
価値のないものが集まってあれこれ言っても、優れた人の一言にはかなわない。
たくさんあっても中身が薄いと意味がないってこと。一つの優れたものがその他大勢を圧倒するってわけやな。ん~、やっぱり質の高いものって大切やね。
【類義語】
・雀の千声鶴の一声
「禽鳥、百を数うると雖も一鶴に如かず」の解説
「禽鳥、百を数うると雖も一鶴に如かず」という言葉は、たくさんの普通のものや平凡なものがあっても、一つの素晴らしいものや特別なものには敵わない、という意味を持っているよ。
この言葉の中の「禽鳥」は、一般的な鳥類全体を指していて、「一鶴」は特に素晴らしい、優れた鳥、つまり鶴を指しているんだ。鶴は日本の伝統的な文化や物語の中で、しばしば長寿や幸福の象徴として扱われる鳥だから、この言葉の中で「一鶴」というのは「特別なもの」という意味になるんだ。
簡単に言うと、たくさんの普通の人があれこれ意見を言っても、一人の本当に優れた人の一言や意見の方が価値がある、っていう意味だよ。このことわざは、量より質が大切だという教えを伝えているんだね。
「禽鳥、百を数うると雖も一鶴に如かず」の使い方
「禽鳥、百を数うると雖も一鶴に如かず」の例文
- 会長の意見は絶対で、禽鳥、百を数うると雖も一鶴に如かずだ。
- 意見がまとまらないまま会議が終わるかと思ったが、ともこちゃんの一言で決定となった。まさに禽鳥、百を数うると雖も一鶴に如かずだ。
- 禽鳥、百を数うると雖も一鶴に如かずのような影響力のある人間になりたい。
- 僕たちが何を言っても無駄だが、彼の一言は、禽鳥、百を数うると雖も一鶴に如かずで世界を動かす。
- とるに足りない人が何か言うより、禽鳥、百を数うると雖も一鶴に如かずで彼の一言は絶対だ。
具体的には、たくさんの平凡な意見や考えがあっても、一つの素晴らしいアイディアや意見には匹敵しないということを示しているんだ。