「来る者は日日に親し」の意味(対義語)
【ことわざ】
来る者は日日に親し
【読み方】
きたるものはひびにしたし
【意味】
面識がなかった人でも、自分のもとに来るようになると徐々に親しくなるということ。
なるほどな。要するに「人がお前のところに来たいなら、歓迎しろ。でも、去っていく時は、無理に止めんで、自由にさせてやれ」ということやな。
人の気持ちや意志を大切にするってことやね。人との関わりって、押し付けがましくせん方がいいんやろな。みんなが自分の心で選んで行動するのが一番や。
【対義語】
・去る者は日日に疎し
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「来る者は日日に親し」の解説
カンタン!解説
「来る者は日日に親し、去る者は日々に疎し」という言葉はね、時間がたつと、なくなった人や離れた友達を少しずつ忘れていってしまうって意味だよ。
例えば、大好きだったおじいちゃんやおばあちゃんが亡くなった後、時間が経つとだんだん思い出が薄れていくこと。また、とても仲の良かった友達が遠くの所に引っ越してしまったら、毎日会えなくなると、だんだん連絡をしなくなったり、お互いのことを知らなくなったりするんだ。
「疎し」っていうのは、人との距離が遠くなっていくこと。人が亡くなったり、遠くに行ってしまったりすると、それは避けられない自然なこと。それを表しているのがこの言葉なんだよ。
ちなみに、この言葉の由来は『文選』っていう古い本にあるんだよ。「別れた人とはだんだん疎遠になり、新しく出会った人とはだんだん親しくなるものだ」という意味の文章が出てくるんだ。
「来る者は日日に親し」の使い方
新しいクラスに馴染めるか不安だったけど、来る者は日日に親しだね。
去る者は日日に疎しというように、物理的な距離は心の距離に比例するわよね。
近くにいると親しみを感じるよね。
新しいクラスも楽しくなると良いわね。
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「来る者は日日に親し」の例文
- 身近な人には情が湧き、来る者は日日に親しとなる。
- 仲良くなれるか不安だったが、来る者は日日に親しで近くにいるだけで何だか親しみを感じるようになる。
- 来る者は日日に親しだから、親しくしたい健太くんの近くにいるようにする。
- 遠くにいると疎遠になるが、来る者は日日に親しで近いところにいれば縁は切れないものだ。
- 来る者は日日に親しというから、近距離にある存在は気になる存在になる。
しかし、去って行こうとする人を無理に引き止めることはしない、ということだ。