【ことわざ】
聞いて極楽見て地獄
「極楽」=死後の苦しみのない平和な世界。「地獄」=死後の苦しみを受ける世界。
【読み方】
きいてごくらくみてじごく
【意味】
人の話で聞いた内容と、実際に見た差がはげしいこと。
【語源・由来】
江戸時代に、農村の娘に綺麗な着物とおいしいご飯が食べられる極楽な場所があると言い、実際に連れていかれた場所が廓(くるわ)で地獄のような生活だったという内容から転じてきている。
【類義語】
・聞いて千金見て一毛
・聞いて千金見て一文
・聞いて千両見て一文
・見ての極楽住んでの地獄
・見ると聞くとは大違い
【英語】
・Fame is a liar.
・Imagination goes a long way.
・A paradise on hearsay, a hell at sight.
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「聞いて極楽見て地獄」の使い方
毎日暇だなー
健太君は、部活入らないの?
んー、それがさ…お菓子が食べられるからって茶道部に入ったんだけど、練習が厳しくてまさに聞いて極楽見て地獄だったから一週間でやめたんだよね。
お菓子で釣られる健太君も健太君だよ。
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「聞いて極楽見て地獄」の例文
- 友達から楽なバイトだからと紹介されていったら、まさかのブラック会社だった。これがいわゆる聞いて極楽見て地獄なのか。
- 近所の人から、かわいい妹がいてうらやましいとよく言われるが、聞いて極楽見て地獄、家では喧嘩ばかりしてる。
- とても評判の良いテーマパークに行ってみたら、聞いて極楽見て地獄、どこも長い行列でへとへとになって帰ってきた。もう二度と行かない。
- 聞いて極楽見て地獄といわれた仕事は、僕にとっては天職だった。
- 昨日、話題になっていたテーマパークに行ったが聞いて極楽見て地獄で全然楽しくなかった。