「気を利かせる」の意味
【慣用句】
気を利かせる
【読み方】
きをきかせる
【意味】
相手の気持ちや考え、その場の状況に配慮して行動する。「気を利かす」ともいう。
「気を利かせる」という表現は、相手の立場や気持ち、状況に配慮して、それに合った行動をとるために、自分の思考や感情を動かすことを指すんだよ。
つまり、相手のことを考えて、それに合わせた行動を取るように自分の頭をフル回転させることやな。
相手の気持ちを思いやって、ふさわしい行動をとるために、頭を使って考えるんやな。
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「気を利かせる」の解説
カンタン!解説
「気を利かせる」っていう表現は、他人の気持ちや状況を察知して、それに合わせて適切な行動をとることを言うんだよ。
例えばね、友達が明らかに落ち込んでいるときに、無理に元気を出させようとするのではなく、一緒に静かに過ごす。あるいは、お母さんが料理を作っているときに、自分から手伝うようにするとか、そういうことが「気を利かせる」行動だね。
「気」とは心の働きや感情、気持ちのこと。「利かせる」は、「効果的に機能するように働かせること」を意味しているよ。
だから、「気を利かせる」っていうのは、他人の気持ちや状況をきちんと察知して、それに適した行動をするということを表しているんだよ。
「気を利かせる」の使い方
あっ、ともこちゃん。さっきは急にどこかに立ち去ってしまったから心配していたんだよ。どうかしたの?
健太くんが大好きな女の子とゆっくり話をすることができるように、気を利かせてあの場から離れたのよ。話はできたの?
ともこちゃん。気を利かせてくれてありがとう。たくさん話をすることができたよ。
あら。それはよかったわ。
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「気を利かせる」の例文
- いま飲んでいるお茶は、廊下に備えられた自動販売機で彼が気を利かせて買ってきてくれたものだった。
- 友達の家ではみんな忙しそうにしていたので、わたしも気を利かせて手伝った。
- 健太くんの彼女は、私と彼の会話から深刻な話になりそうだと気づき、気を利かせて席を立ってくれたのだった。
- 運転手さんが、車から降りて立っていたが、私の話が終わるまで気を利かせて待っていてくれたようだ。
- 寒さで顔が真っ赤になっていた私に、彼女は気を利かせてあたたかいココアを作ってくれた。
- 貧血で倒れて、保健室で寝ていたのだが、起きてみると、ベッドのわきに鞄が置いてあったので、誰かが気を利かせて持ってきてくれたようだ。