「気を回す」の意味
【慣用句】
気を回す
【読み方】
きをまわす
【意味】
あれこれと余計なことまで心配したり想像したりする。
つまり、「よけいに考えすぎる」ってことやな。あんまり頭の中でぐるぐる考えて、余計なことを心配してしまう状態やな。
これは、考えることは大切やけど、あまりにも深く考えすぎては、逆にストレスになるやろうな。
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「気を回す」の解説
カンタン!解説
「気を回す」っていう言葉は、必要以上に色々なことを考え込んでしまったり、想像や推測をしすぎてしまうことを表しているんだ。
「気」は「心の動き」や「考え」を表し、「回す」は「行き渡らせる」や「循環させる」っていう意味があるから、「気を回す」は心の中で考えたり想像したりすることがぐるぐると回り続けて止まらない状態を描いているんだよ。
たとえば、テストの結果が出るのを待っている時に、「もし落ちてたらどうしよう」「でも、勉強したから大丈夫だよね?でも、あの問題は自信ないなあ…」とか、パーティーに行く前に、「みんなに気に入られるかな?」「自分の服装は大丈夫かな?」「ちゃんと話せるかな?」とか、そんな風にあれこれ考えすぎてしまうことが「気を回す」っていうことだよ。
「気を回す」の使い方
昨日、友達が遊びに来たんだけど、猫が嫌いだって聞いていたから気を回して、飼い猫をおばあちゃんの家に預けたの。
ふんふん。それで?
気を回したのに、猫が嫌いなわけじゃなく、どちらかというと犬が好きなだけだったの。
へえ。それは無駄な努力をしてしまって残念だったね。
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「気を回す」の例文
- 息子の帰宅が遅いと、つい気を回して要らない事を考えてしまうから、早く子離れしなければいけないと思う。
- 気を回しすぎて、いつも失敗してしまうので、もっと気楽に生きていけたらなと思う。
- あまり気を回しすぎると体を壊すから、もっと適当でいいのよと友人に言われた。
- 彼女は、僕があの子を好きであることを知っているので、余計な気を回して二人っきりにしてくれたようだった。
- 彼に先ほどの件の礼を伝えたが、心当たりがないようで、曖味に笑って「それは恐らく、現場の人間が気を回したのだろう。」と答えた。
- 今のは空耳か、ありもしない音が聞こえたとすれば、もしや年のせいかと気を回す。
それによって、余計な推測や邪推をしてしまう、そんな状況を表しているんだ。