「気を取られる」の意味
【慣用句】
気を取られる
【読み方】
きをとられる
【意味】
ほかのことに注意を奪われる。
つまり、「注意がそがれる」ってことやな。ほんまに集中していることから、他のことに気がいってしまうんやな。
これは、やるべきことに集中することの大切さを教えてくれるわけやな。
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「気を取られる」の解説
カンタン!解説
「気を取られる」っていうのは、何か他のことが気になって、今やっていることに集中できなくなる、つまり注意をそらされる、という意味だよ。
「気」っていうのは、ここでは「心の向き」を意味していて、「取られる」っていうのは、「奪われる」や「そらされる」っていう意味だよ。
例えばね、宿題をしているときに、テレビの音が気になって、どうしても集中できない。そのときに「気が取られる」って言うんだよ。
つまり、本来集中したいことから注意がそらされてしまって、他のことに心が向いてしまう状態を表しているんだね。
「気を取られる」の使い方
自分では十五分くらいのつもりだったのに、本に気を取られている間に時間がどこかに消えてしまったみたいに二時間も経っていたんだ。
へえ。それで宿題をする時間がありませんでしたっていうの?
そうなんだ。困ってしまうよね。
それで、宿題を写させてほしいって、私に泣きついてくるから、私も困ってしまうわよ。
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「気を取られる」の例文
- 彼女は、何か他のことに気を取られていてそれどころじゃないという様子だったので、彼女に話しかけなかったの。
- 運動会の練習をしていたら、空にクジラの形の雲があらわれ、生徒たちはそちらに気を取られた。
- 授業中に、玄関の方で何か騒ぎが起こり、先生も含め、みんな気を取られたので、授業どころではなくなった。
- 頭の痛みに気を取られている間に、車は目的地に無事に到着したようだった。
- ガラスの窓が、強風でがたがたいう音のほうに気を取られたので、彼女の言葉が正確には聞き取れなかったのだ。
- 考えごとに気を取られて、危うく店の前を通りすぎるところだった。
つまり、何かに集中しているときに、別のことに注意が向いてしまう様子を表しているんだ。