「事無きを得る」の意味
【慣用句】
事無きを得る
【読み方】
ことなきをえる
【意味】
大きな事故や面倒なことにならず、無事終わる。
「事」は、大変な出来事の意味。
「事なきを得る」ということわざは、何かの問題やトラブルが起こりそうだったけれど、うまくそれを避けて大事には至らなかった、という意味があるんだよ。
なるほどな。それはつまり、「ギリギリのところで大変なことにならずに済んだ」ってことやな。
あやうくヤバかったけど、なんとかセーフやった、みたいな。ちょっとした運や工夫でピンチを回避する感じやな。
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「事無きを得る」の解説
カンタン!解説
「事なきを得る」っていう言葉は、大変なことやトラブルになることが予想されるけど、実際にはそれが起こらずに、無事に事が済んでしまうことを指すんだよ。
たとえば、テスト勉強をサボってしまって、テストの日が来たけど、その日学校が休みになったとか、遠足で雨が予想されていたのに、当日は晴れたというような場面で使われることが多いんだ。
この言葉を使うときは、何か嫌なことや困ったことが起きそうだったけど、結局、そうならずに済んだ時に、ホッとした気持ちで「事なきを得たね!」って使うことができるんだよ。
「事無きを得る」の使い方
ああ、どうなることかと思ったけれども、事無きを得たね。
もう。びっくりしたわよ。舞台装置のネジらしきものが落ちているなんて言うから、故障して、けが人が出るかと心配したじゃない。
まあ、舞台装置を使う場面は無事終わったから、もう大丈夫だよ。・・・あれっ。なんか煙たいぞ。
ああ。事無きを得てはいなかったわ!大変。早く消火器を持ってきて。
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「事無きを得る」の例文
- 電車が遅れたが、それでも間に合うように早めに家を出たので、受験開始時間には何とか間に合って事無きを得た。
- 宿題を忘れて困ったけれど、母が持ってきてくれて事無きを得た。
- 大型台風は予想されていたコースをそれ、私が丹精込めて育てたお米たちは事無きを得た。
- 一応、MRIで画像診断をしたから事無きを得たが、それをしなかったら、幼児虐待事件を見逃すことになっていただろう。
- 父は、その飛行機に乗り遅れたようで、事故に巻き込まれず事無きを得た。
- ミスに気付き、すぐに印刷所に駆け込んだおかげで、事無きを得て、無事出版することができた。