「首根っ子を押さえる」の意味(語源由来)
【慣用句】
首根っ子を押さえる
【読み方】
くびねっこをおさえる
【意味】
相手の弱みや急所を押さえて有無を言わせないようにする。
「首根っこを押さえる」という表現は、相手の弱点や急所を押さえて、相手が反論や反抗ができないようにするという意味があるんだよ。
つまり、相手の弱いところをきっちりつかんで、相手が何も言えへんようにするってことやな。
もう反論の余地なんてないくらい、完全にコントロールするって感じやな。これは、戦略や交渉なんかにも活用できそうな表現やな。
【語源由来】
首筋を取り押さえて動けないようにすることから転じて。「首根っこ」は、首の後ろ。首筋。
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「首根っ子を押さえる」の解説
カンタン!解説
「首根っ子を押さえる」っていう表現はね、自分の相手の弱点を見つけて、それを利用して、相手が逆らえないようにする、という意味だよ。
たとえば、ある議論で、相手の言っていることに対して反論の材料を見つけた時、それを使って相手を追い詰める行動を「首根っ子を押さえる」と言うんだ。
あるいは、相手が何かを隠している秘密を見つけて、それを使って相手をコントロールする行動も、「首根っ子を押さえる」と言えるよ。
この表現の「首根っ子」とは、首の後ろのことなんだ。ここを押さえると、動きにくくなるんだよね。だから、この部分を押さえるという行為が、相手を動けなくする、つまり相手の弱点をつくという意味になったんだよ。
「首根っ子を押さえる」の使い方
・・・健太くん。昨日から私の跡をつけていることに気付いているわよ。何か用なの?
うわっ。気づいていたの?ともこちゃんはいつも、何でも完璧にこなして、弱みや急所がなさそうだから、跡をつけて、探ることで首根っ子を押さえようと思ったんだ。
なんで、そんな浅はかなことを思いついたのよ。
ともこちゃんの首根っ子を押さえることに成功したら、これからは僕の宿題を代わりにやってもらえると思ったんだ。
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「首根っ子を押さえる」の例文
- 彼女がつかんだ証拠を、いかに効果的に公表するかを私にちらつかせ、巧妙に脅しをかけてくるのだから、私としては、首根っ子を押さえられたようなものだ。
- 首根っこを押さえられているから、今更いくら言い訳しても無駄だ。
- 僕は、健太くんの首根っ子を押さえているので勝手な真似はできないだろうと思っていた。
- 不正の証拠を握られ、首根っ子を押さえられたら、もう逃れようがない、僕はもうおしまいだ。
- いつの間にか僕は、君に首根っ子を押さえられていて、自由に身動きが取れないというわけですね。
- 財政支援を打ち切ることで、その国の首根っ子を押さえようとした。