「雲を霞と」の意味
【慣用句】
雲を霞と
【読み方】
くもをかすみと
【意味】
一目散に走って行方をくらますさま。
あー、たとえば、誰かを追いかけてるのに、あっという間にその人の姿が見えなくなっちゃうことをこのように言うんだね。
雲があっという間に霞のようになってしまうような早さで、どこかに隠れちゃう感じか。
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「雲を霞と」の解説
カンタン!解説
「雲を霞と」っていう言葉はね、すごく速くてあっという間に姿を消してしまうことを表してるんだよ。一目散にどこかへ逃げる、または急いでどこかに向かう様子を形容する時に使われるんだ。
簡単に言うと、誰かがすごく早く走ったり、急いでどこかに行ったりするときに、「あの人、雲を霞として消えちゃったね」とか言うことができるんだ。霞っていうのは、空に広がる薄い雲のようなもので、すぐに消えるイメージがあるんだよね。
この言葉を使うと、その人がどれだけ速く、または急に姿を消したのかを強調して表現できるから、話をする時に相手に伝わりやすくなるんだよ。
「雲を霞と」の使い方
昨日、友人が不良にからまれているところに遭遇したんだけどね。
ええっ。健太くんも友達も大丈夫だったの?
それが、僕は何も手を出したり、口を出したりしていないんだけど、僕がこの前の空手大会の優勝者だってわかったみたいで雲を霞と不良たちが逃げだしたんだ。
それは、それは。喧嘩にならなくてよかったわねえ。
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「雲を霞と」の例文
- 最初の勢いはどこへやら、五人揃って無頼漢共は雲を霞と逃げてしまったのである。
- 二人の若者はそれ以上、歯向かってはこなかったし、残る一人と一緒に雲を霞と逃げ去ってしまった。
- せっかく、護衛役として雇ったのに、ここの異様な雰囲気に恐れをなして、夜が近づくや、雲を霞と逃げ去ったか?
- 彼は、その話を聞いたとたん、顔が真っ青になり、身体の奥に心地よく醗酵をつづけていた酔いなど、一瞬にして雲を霞と逃げ失せてしまったようである。
- 彼は身支度を急いですると、友人にあわただしい出発の暇乞いもしないで雲を霞と消え去った。
具体的には、急に姿を隠してどこかに消えてしまうことを指して使われる言葉だ。まるで雲が霞のように薄れて消えてしまうかのようなイメージが背景にある。