「暗がりから牛」の意味
【慣用句】
暗がりから牛
【読み方】
くらがりからうし
【意味】
暗い所に黒い牛がいても形がはっきりしない。そこから、物事がはっきりせず、区別のつきにくいことのたとえ。また、ぐずぐずしていて、はきはきしないことのたとえ。
あー、なるほどな。それは、例えば部屋が暗すぎて中のものがよく見えへん時のように、はっきりしないってことやな。
あるいは、自分の動きがのろのろしてて、ちゃんとスムーズに物事を進められへんって感じやね。暗いところで牛を引っ張り出すのは大変そうやな~。それをイメージして、物事がはっきりしない、または動きが鈍いってことを表現してるんやな。
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「暗がりから牛」の解説
カンタン!解説
「暗がりから牛」という言葉は、ものごとが非常に分かりづらい、または動作や行動がすっきりとしない状態を表すたとえだよ。
考えてみて。暗い場所に、黒い牛がいたら、その牛をちゃんと見分けるのはすごく難しいよね。だから、この言葉は「何が何やら分からない」という意味で使われることが多いんだ。
また、牛は大きくて動きがゆっくりしているから、何かをするのが鈍重で、すばやくできないことを示すときにも使われることがあるよ。
「暗闇から牛を引き出す」というのは、難しい状況や困難な問題を解決することを表す言い回しだよ。暗闇の中から大きな牛を引き出すのは大変だから、それに例えて難しいことを成し遂げる様子を言うんだね。
「暗がりから牛」の使い方
健太くん。早くいらっしゃいよ。もう、何を暗がりから牛のようにぐずぐずしているの。普段のようにはきはき動いてよ。
だって、緊張してしまって、足が震えて動けないんだよ。
早くいかないと、健太くんが尊敬する空手家が行ってしまうわよ。
わかっているんだけど、あまりに尊敬しすぎて、足が震えるし、彼の前に行ったら話すことができないかもしれない。
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「暗がりから牛」の例文
- 彼はいつも、ぼーっとしていて暗がりから牛のように、鈍重で、今にもモーと鳴きそうなくらいである。
- 彼女は緑の服を着ているから、暗がりから牛のように、森の中では彼女がどこにいるのか判別しにくい。
- 暗闇で、黒い服を着て歩いていると暗がりから牛のように判別しにくいから、車にひかれるぞ。
- 彼は、最近暗がりから牛のようにはきはきしていないのだが、何か悩んでいるのだろうか。
- 夜道を歩いていたら、暗がりから牛のように、横道から人が出てきたので、びっくりしてしまった。
また、このことわざは、動きや行動が鈍く、すっきりしない様子を指すこともあるよ。