「口が肥える」の意味(類義語)
【慣用句】
口が肥える
【読み方】
くちがこえる
【意味】
ごちそうばかり食べていて、味にうるさくなる。
「口が肥える」という表現は、高品質な食材や美味しい料理をたくさん食べた結果、食事の良し悪しを見分ける能力が身についた状態を指すんだ。
つまり、美味いもんをよう食べてるから、旨いもんとそうでないもんの区別がつくようになったってことやな。この表現は、「食べ物の質」にうるさい人を表すんやな。
食べ物の選び方がセンス良くなって、いいものしか食べんようになったってわけや。
【類義語】
・舌が肥える
・口が奢る
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「口が肥える」の解説
カンタン!解説
「口が肥える」っていう言葉は、高品質の食べ物や美味しい食べ物をたくさん食べた結果、味覚がとても敏感になって、美味しいものとそうでないものを見分ける能力が高まる、という意味だよ。
「肥える」っていう言葉は、普通は「体が大きくなる」っていう意味だけど、ここではちょっと違う意味で使われていて、経験をたくさん積むことで、物事の良し悪しを感じ分ける力が強くなる、という意味があるんだ。
例えば、高級なステーキや美味しい寿司などをたくさん食べた人は、スーパーマーケットの安いステーキや寿司がどうしても美味しく感じられないかもしれないよね。それは、その人の「口が肥えて」いるから、と言うんだよ。
つまり、その人の味覚がとても敏感で、高品質な食べ物とそうでないものをしっかりと見分けることができるからだよ。
「口が肥える」の使い方
ともこちゃんは、とても口が肥えているけど、いつもお父さんにおいしいところに連れて行ってもらっているの?
そうなの。お父さんはグルメだから、予約が無いといけないお店が大好きなの。
へえ。じゃあ、ふらりとあれが食べたいと思ってお店に入ることは無いんだね。
そうね。だいたい早くて一年前、遅くても一か月前から、我が家の外食の予定は決まっているわ。
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「口が肥える」の例文
- 彼は、口が肥えているので、彼のおすすめのお店なら間違いないだろう。
- 彼女は口が肥えているうえに、おいしいものへの執念が尋常ではなく、おいしいという話を聞けば海外であろうが飛んでいく。
- この出前のピザは、口が肥えている彼さえも唸らせた逸品なのである。
- 彼女が作る料理は、見た目は地味な家庭料理なのだけれども、丁寧に作られているので、口が肥えた人でもおいしいという。
- 彼は、いろんな国の有名店で厳しい修行に耐えただけあって、口が肥えているうえに腕も確かなのである。