「胸襟を開く」の意味(語源由来・英語訳)
【ことわざ】
胸襟を開く
【読み方】
きょうきんをひらく
【意味】
思っていることをすっかり打ち明ける事。心中を隠すところなく打ち明ける事。
思い切って、ぶっちゃける感じか。自分の気持ちや考えをオープンにすることで、相手との関係が深まることもあるやろな。
【語源・由来】
「胸襟」とは、胸と襟のことで、転じて、「心の中」という意味を表す事から。
【英語訳】
・to be frank
・to speak one’s mind
・to open one’s heart
・to have a heart-to-heart talk (with someone)
また、「胸襟」を使った言葉に「胸襟秀麗」というものがあります。これは、同じく「胸襟」とは「心の中」を表しており、それが「秀麗」つまり「美しい」ということで、「考え方や心構えが正しく立派なさま」を表す言葉です。
「胸襟を開く」の解説
「胸襟を開く」っていう言葉は、自分の心の中にあることや思っていることを全部話す、つまり、隠さずに正直に感じていることを人に伝えることを意味してるんだよ。
「胸襟」ってのは、文字通りには胸と襟の部分を指すんだけど、ここでは「心の中」という意味で使われているんだ。だから、「胸襟を開く」と言うと、自分の心を開いて、気持ちや考えを他の人に伝えるってことを言っているんだね。
簡単に言うと、心の中にあることを全部話して、隠し事をしないことを表してるんだよ。
「胸襟を開く」の使い方
「胸襟を開く」の例文
- いつも仲が悪い彼らだけれども、どうやら一度も、胸襟を開いて話した事はないらしい。
- 君のように、胸襟を開いて話せる友人は、一生のうちでもそうそう簡単に出来ないよ。
- 彼の元へ訪れる人々は、皆初めは警戒しているものの、最後は結果として胸襟を開くことになるようである。
- あいつは全てを話したように見えるが、実際はまだ完全に胸襟を開いていたとは言えないんじゃなかろうか。
「胸襟を開く」の文学作品などの用例
幾度も前に繰り返したように単に気が合うというのみでは到底真の友とはいえぬ、謂わば水面の低いローレベルのヴァルチューである。男子などには殊にこの交りが多い。互に胸襟を開くなどいって一杯飲み合うことなどがある。(新渡戸稲造のイエスキリストの友誼より)