「虚を衝く」の意味
【慣用句】
虚を衝く
【読み方】
きょをつく
【意味】
相手の弱点や無防備につけ込んで攻撃する。
「虚」は、油断や付け込む隙の意味。
「虚を衝く」という表現は、相手の弱点や護られていない部分につけ込んで攻撃する、という意味があるんだよ。
つまり、「相手のガードが甘いところを見つけて、そこを攻める」ってことやな。
相手が油断してるところを見逃さずにぐっと攻める。これは、スポーツでもビジネスでも使える言葉やな。
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「虚を衝く」の解説
カンタン!解説
「虚を衝く」という表現は、相手の弱点や無防備なところを狙って攻めるという意味だよ。これは物理的な攻撃だけではなく、会話や議論、ビジネス戦略などでも使われるよ。
たとえば、誰かと議論しているときに、その人が自信がなさそうに話しているポイントや、十分に説明できていない部分を見つけて、そこについて質問したり、反論したりすることも、「虚を衝く」の一例と言えるよ。
「虚」は、防御のないところや、注意が行き届いていないところを表していて、「衝く」は、そこへ突進する、攻め入るという意味を持っているんだ。
だから、「虚を衝く」は、相手の弱点や無防備なところを狙って攻め入るという意味になるんだね。
「虚を衝く」の使い方
最近、おじいちゃんと将棋をするんだけど、全然勝てないんだ。
積み上げてきた経験が違うからしょうがないわね。
そうなんだよね。経験に勝てるほど、僕は賢くないし、うーん、なにか虚を衝くような作戦はないかな。
おじいちゃんの虚を衝くような作戦を考えることができたら、もうそれは熟練の粋に達していると思うけど。
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「虚を衝く」の例文
- 彼とエレベーターで談笑していたが、到着して、自動ドアが開き、その向こう側に広がっていた空間の贅沢さに虚を衝かれ、ちょっとの間、私は彼の言葉が耳に入らなかった。
- 彼が、僕の発言を聞いてどういう反応をするか、今までの経験から想定してきていたので、彼の反応に虚を衝かれ二の句を告げなくなってしまった。
- 右足の怪我が治っていないことが相手チームにばれ、虚を衝かれ負けてしまった。
- 久しぶりに、本名ではなく偽名で呼ばれたので、虚を衝かれ、とっさに返事をすることができなかった。
- ぼんやりいていたところに、友人が僕を驚かせたので、虚を衝かれ、腰を抜かしてしまった。