「裘を反して薪を負う」の意味(語源由来・出典)

裘を反して薪を負う
【読み方】
きゅうをはんしてたきぎをおう
【意味】
浅知恵や浅はかな考えのこと。


何やってんねん、って思うようなおかしな行動をすることを言うんやな。こういうことわざは、考える前に行動しちゃダメって教えてくれてるわけや。
【語源・由来】
皮衣の毛が擦り切れるのを惜しんで、裏返しに着て薪を背負い皮を擦り切らして駄目にする意から。
【出典】
「塩鉄論」
「裘を反して薪を負う」の解説
「裘を反して薪を負う」っていう言葉は、ちょっと変なやり方や考え方をして、結局大事なものをだめにしてしまうことを指すよ。
簡単に言うとね、寒い時に着る、ふわふわの毛皮の服を「裘」というんだ。で、この言葉の元の話では、その服の毛の部分が擦り切れないようにと思って、服を裏返して着て、薪(木のこぎりくず)を背負ったんだよ。でも、裏返して背負ったことで、実は大事な皮の部分が擦り切れてしまって、結局、服をだめにしてしまったってこと。
だから、この言葉は、ちょっと変なやり方をして、結果的に大事なものを損してしまうことを言ってるんだよ。ざんねんな結果になっちゃうような、浅はかな考えのことを表してるんだね。
「裘を反して薪を負う」の使い方




「裘を反して薪を負う」の例文
- 準備をしないで軽装で山に登ったのは、裘を反して薪を負う行為だった。
- 勝算が無いのに手を出すとは裘を反して薪を負うようだ。
- みんなに話してしまったのは裘を反して薪を負うごとし。なんて愚かなんだ。
- 裘を反して薪を負うみたいなことをしてしまった。軽率だったと悔やむ。
- 重要なことに気付かなかった裘を反して薪を負う自分を呪う。
























自分の衣服を裏返して木を背負うような、不合理な行動をイメージしているのさ。