「窮余の一策」の意味(類義語・英語訳)

窮余の一策
【読み方】
きゅうよのいっさく
【意味】
追いつめられて困ったあげく、苦しまぎれに思いついた一つの方法のこと。


ほんまに最後の切り札みたいなもんやろ。逆境の中で、一つの明るい策を見つける感じやな。
【類義語】
・苦肉之策(くにくのさく)
・苦肉之計(くにくのはかりごと)
・窮余一策(きゅうよいっさく)
【英語訳】
as a (means of) last resort(窮余の一策として)
as a desperate shift(⦅形式ばった表現⦆窮余の一策として)
「窮余の一策」の解説
「窮余の一策」っていう言葉は、もうどうしようもなくて、最後の最後で思いついたアイディアや方法のことを言うんだよ。
簡単な例で言うと、テストの前日になって、まだ全然勉強していなくて、どうしようもなくなったときに、「あ!家の近くの図書館に行って、集中して勉強すればいいんだ!」って思いつくのが「窮余の一策」みたいなものさ。
「窮余」というのは、もう手がなくて、どうしようもなくなることを意味しているんだ。だから、「窮余の一策」は、もう最後のチャンスとして考えたアイディアや方法ってことなんだね。
「窮余の一策」の使い方




「窮余の一策」の例文
- 窮余の一策としてたてた作戦が、ものの見事に当たり、栄光が頭上に輝こうとしていたのだった。
- 当局は、あれこれと知恵をしぼったが、砂浜に打ちあがったクジラは一向に動かないので、窮余の一策で、モーター・ボートを沖に出し、イルカの群を誘い出すことで、クジラの案内をさせることにした。
- 古本屋で失敗して食うに食えなくなり、窮余の一策、わずか半月ばかりではあったが、深夜、町から町をチャルメラを吹いて流し歩くラーメン屋をやったことがある。
- 王は反乱を鎮圧するために遠征を繰り返したが、これが財政難を招き、窮余の一策として農地改革を行なったが、これも飢饉が起こり、かえって生産力低下を招くという事態となった。
- 山で遭難してしまったため、窮余の一策として、SOSと雪の上に木の枝で書いたところ、救助のヘリコプターが見つけてくれた。























