【慣用句】
目と鼻の先
【読み方】
めとはなのさき
【意味】
距離がすぐ近いということ。
【語源・由来】
目と鼻の間が、とても近いことから。
【類義語】
・目と鼻
・目と鼻の間
・目睫の間
【英語訳】
It is point-blank range.
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「目と鼻の先」の使い方
お母さんにお遣いを頼まれたんだけど、とても面倒だから行きたくないよ。
どこか遠くまでお遣いをしなきゃいけないの?
うちの隣のおばあちゃんの家まで、りんごを届けてって頼まれたんだ。
目と鼻の先だけど、面倒なのね。
「目と鼻の先」の例文
- 父は食後にいつも母に、爪楊枝を取るように言うけれど、目と鼻の先なのだから自分で取ればいいといつも思う。
- 兄は学校へ通うのが面倒だと言っているけれど、家から学校は目と鼻の先というくらい近い。
- 道に迷って人に尋ねたら、目的地まではもう目と鼻の先というところまで来ていることがわかった。
- ぼくの家は、職場から目と鼻の先にあるのに、遅刻してしまう。
- 結婚した姉は、実家と目と鼻の先のところに家を建てて住んでいるから、いつも子供を連れて遊びに来てくれる。
- 熱が出て寝込んでいる時には、目と鼻の先にある飲み物を取ることも大変だ。
【注意!】間違った例文
❌「近眼の兄は、物を目と鼻の先まで近づけて見ている。」
この使い方は間違い。「目と鼻の先」は、本当の目と鼻に近づけることではない。
「目」と「鼻」を使ったことわざや慣用句の例
目から鼻へ抜ける
頭の回転がとてもはやく、すばしこくて抜け目がないこと。
目で見て鼻で嗅ぐ
目で見て確認して、鼻でにおいを確認することから、注意をするということ。
目糞鼻糞を笑う
自分の欠点をないことにして、他人の欠点をあざ笑うことのたとえ。