【慣用句】
虫の知らせ
【読み方】
むしのしらせ
【意味】
何の根拠もないのに、よくない出来事が起こりそうだと心に感ずること。
【語源由来】
人の体の中にいる虫が、悪いことを知らせるということから。
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「虫の知らせ」の使い方
昨日、分かれ道があって、右のほうが近道だったんだけど、なんとなく虫の知らせがあったんだ。
へえ。それで左に行ったの?
そうなんだ。それで、家に帰ってニュースを見たら、その通りでその時刻に通り魔事件があったらしいんだ。
ああ。それは、健太くんのご先祖様が危険を知らせてくれたのでしょうね。ぜひお墓参りに行ってお礼を言ったほうが良いわ。
「虫の知らせ」の例文
- あの夜、たまたま目が覚めたのは、虫の知らせだったのだろうか、隣の家が火事になっていることに早く気付くことができた。
- 虫の知らせがあったのか、祖父は亡くなる一月前から急に身辺の整理をしていたらしい。
- 電話が鳴ったので、放っておこうかと思ったが、重い手をのばしたのは虫の知らせだったろうか。
- 虫の知らせというやつなのか、なにかいまにこの島で、恐ろしいことが起こるんじゃないかという気がして、探偵さんを呼んだんです。
- 彼が飛行機に乗るとき、なんだか虫の知らせで胸がざわついたので、思わず彼の手を取った。
【注意!】間違った例文
❌「登校中に急に思いついて回り道をしたら、大好きな子にばったり会った。虫の知らせだね。」
「虫の知らせ」は、よいことには使わない。