「おべっかを使う」の意味(類義語)
【慣用句】
おべっかを使う
【読み方】
おべっかをつかう
【意味】
お世辞を言って、人に気に入られるようにする。機嫌をとる。
「おべっかを使う」という表現は、他人に自分のことを好意的に見てもらいたいために、本当に思っていないのにお世辞を言うことを指すんだよ。
つまり、「自分のことをよく見せたいから、お世辞を言う」ってことやな。
本当は違う思いを持ってるかもしれんけど、そいつに気に入られたいから、わざといいことを言うんやな。でも、こればっかりはあんまりやりすぎると逆効果になることもあるから注意やな。
【類義語】
尻尾を振る(しっぽをふる)
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「おべっかを使う」の解説
カンタン!解説
「おべっかを使う」っていうのは、目上の人、例えば先生や親などに対して、おじぎをしたり、すごくいいことを言ったり、すごく感じのいいことをしたりすることを言うんだよ。でも、それは本当に心からそう思ってやっているわけじゃなくて、ただ口だけで、相手を喜ばせたり、ご機嫌を取ったりするためだけにやることを指すんだよね。
「おべっか」っていう言葉の由来についてはね、話し方や言葉の使い方がうまい、という意味を持つ「弁口(べんこう)」っていう言葉に、「お」っていう敬意を表す言葉がくっついて「お弁口(おべんこう)」ってなったのが変化して、「おべっか」になったんだよ。
他にも、神様の行事や祭りの時に料理の火を別の火にすることを意味する「別火(べっか)」からきているという説もあるんだよ。別火を知らない人が元気よく「おべっか」と言ったことからこの言葉ができたという話もあるんだよ。
「おべっかを使う」の使い方
ともこちゃんは、おべっかを使うのが上手いよね。
まあ、そうね。その場ではおべっかを使う事が面倒くさいこともあるけれども、おべっかを使わないことで生じた問題の方が面倒くさいから、おべっかを使うのよ。
へえ。ともこちゃんは、人間関係でいろいろ考えているんだね。
そうよ。そうじゃないと、この学校の生徒会役員はやれないわよ。
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「おべっかを使う」の例文
- おべっかを使っているわけではなく、彼は、本心から言っているようだった。
- 彼女は、輪の中心になっている人を見極め、おべっかを使う事に長けているのだった。
- 私の親は町の有力者だったので、私の機嫌を取ろうとする大人はいたし、私におべっかを使う大人もいた。
- 私の息子は、遊びに行った家の親御さんにおべっかを使うのが上手で可愛がられているらしい。
- 彼はいつも人におべっかを使って歩いている人だから、彼に言われたことを真に受けて調子にのってはいけない。