「尾鰭が付く」の意味(類義語)
【慣用句】
尾鰭が付く
【読み方】
おひれがつく
【意味】
魚の尾やひれが体の外についていることから、事実ではないことが付け加えられて、話が大げさになるたとえ。
「尾鰭が付く」という表現は、話が人から人へと伝わる過程で、本当はなかった部分が追加されて、大げさになってしまうことを指すんだよ。
つまり、話が伝わっていくときに、実際にはなかったことが加わって、だんだんと大げさになっていくってことやな。
ちょっとした噂話が大きな噂になったりするんやろな。でも、これはこれで注意やな、話を聞くときも話すときも本当のことだけを伝えるのが大事やな。
【類義語】
尾鰭を付ける(おひれをつける)
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「尾鰭が付く」の解説
カンタン!解説
「尾鰭が付く」っていう表現はね、本当のこと以外の、余分な情報や詳細が追加されて、結果的に話が大げさになっちゃうことを指すんだよ。
例えばね、クラスメートが「昨日、公園でサッカーをしていて、すごいゴールを決めたんだ!」って話しているとしよう。でもその話を友達に伝える時に、「彼は昨日、公園でサッカーをしていて、風が強くて雨も降っていた中、ゴールを決めたんだって!」というように、本当は風も雨もなかったのに、それが付け加わると、話がもっとドラマチックに聞こえるよね。それがまさに「尾鰭が付く」っていう状態なんだ。
この表現の中の「尾鰭」っていうのは、魚の尾とひれのことなんだ。だから、「尾鰭が付く」っていうのは、本当の話(魚の本体)に余分な部分(尾や鰭)が付いて、話が大きくなる、という意味になるんだよ。
「尾鰭が付く」の使い方
健太くん。噂で聞いたわよ。熱を出して、一週間寝込んだんだけど、急に体全体がピンクの水玉模様になって入院したんだって?
なんか、変な尾鰭が付いてしまっているね。違うよ。ただの水ぼうそうだよ。
へえ。水玉模様になって、珍しいから研究施設に入ったっていう噂も聞いたわよ。
噂に尾鰭が付くと怖いことになるよね。
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「尾鰭が付く」の例文
- 噂に尾鰭が付いて、あっという間に町中に広まってしまったのだった。
- 病院で僕を目撃したという話に尾鰭が付いて、いつの間にか、がんで死にそうな人にされてしまっていた。
- 噂に尾鰭が付いて、婚約者の父親の耳に入り、事実とは異なるのに、婚約破棄の申し入れをして来たのだった。
- 僕が聞いた時点で、その話には、明らかに尾鰭が付いているようだったが、噂の真偽は定かではなかった。
- 大学に合格したという話に尾鰭が付いて、一流大学に主席で合格したという話になってしまっていた。
- 彼の訃報は噂に尾鰭が付いたもので、本当は元気で、ちゃんと生きているらしいと後で聞いた。