「恩を売る」の意味
【慣用句】
恩を売る
【読み方】
おんをうる
【意味】
相手からの見返りを予期して、恩をほどこす。
「恩を売る」という表現は、相手が自分に感謝したり、何かを返してくれることを期待しながら、恩恵を与える行為を指すんだよ。
つまり、「誰かに良いことをするけど、それはあとでお返しを期待してるから」ってことやな。
相手にありがたみを感じさせるようなことをするけど、それは「お前にはこの恩を返してもらうぞ」という思いがあるからやってるわけやな。ちょっと計算高いけど、世の中にはそういうこともあるんやろな。
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「恩を売る」の解説
カンタン!解説
「恩を売る」っていう表現はね、後で自分のためになるかもしれないからという理由で、相手に先に親切にしておくことを指しているんだよ。
「売る」っていうのは、ここでは、人に何かを押しつける、あるいは仕掛けるという意味なんだ。「恩」っていうのは、普通、人が感謝の気持ちを感じるものだけど、それを「売る」っていうのは、ちょっと上から目線で、「俺が君にしてあげるよ」っていう感じがあるんだよね。
例えばね、ある人が友達に「このチケット、使っていいよ。でも、次回のコンサートのチケットは君が取ってね」と言ったとするね。その人は友達にチケットをあげたけど、それは後で自分に利益があるからで、これがまさに「恩を売る」っていう状況なんだよ。
だから、「恩を売る」っていうのは、自分のためになることを期待して、先に親切にしておくことを指しているんだね。その行為自体は良いことに見えるかもしれないけど、その裏には自分の利益を考えているところがあるから、ちょっと注意が必要だよ。
「恩を売る」の使い方
昨日、誕生日でもないのに母がケーキを買ってきてくれたんだ。
あら、うれしいわね。でもどうしてかしら?
後で気がついたのだけど、もうすぐ母の日なんだよね。いつも、お手伝い券をプレゼントしていたけど、ケーキで恩を売られたかな?おこずかいでカーネーションでもプレゼントしようかな。
お母さんは子供に何をもらってもうれしいの。恩を売ったりしないわよ。でもカーネーションのプレゼントはすごくよろこんでくれると思うわ。
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「恩を売る」の例文
- 親友に恩を売ることだけはしたくないものだ。
- 恩を売って、得た友人とは長続きはしない。
- 恩を売るような人にはなってはいけないと、子供のころから祖父に教えられて育った。
- あなたに恩を売るつもりで手伝ったのではありません。本当にあなたが困っていたからです。
- この人に恩を売っておけば、後で得をするかもしれない。