「御猪口になる」の意味(語源由来)
【慣用句】
御猪口になる
【読み方】
おちょこになる
【意味】
さしていた傘が、風にあおられて、柄(え)とは逆の向きに開くこと。
「お猪口になる」は、開いていた傘が強い風によって裏返しになり、猪口の形になってしまう状態を表す表現なんだよ。
つまり、風が強くて傘がひっくり返って、猪口みたいな形になってしまう状態を指すんやな。
嵐の日に傘を差してると、よくある事やな。
【語源由来】
開いた傘が風にあおられて、裏返しになると猪口の形に似ていることから。
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「御猪口になる」の解説
カンタン!解説
「お猪口になる」っていう言葉はね、強風で傘が逆に開き上がってしまうことを表しているんだよ。
「お猪口」っていうのは、日本酒を飲むときや、そばをつけて食べるときに使う小さな器のこと。傘が風で逆さまになったときの形が、このお猪口に似ているからこの言葉が使われているんだよ。
たとえば、強い風が吹いて、傘がバッと逆さまになっちゃったときに、「うわあ、傘がお猪口になっちゃった!」って言うんだ。この言葉は、傘が風に煽られてしまったときの状態を表しているんだよね。
「御猪口になる」の使い方
あの高層マンションの横を通るときは、気を付けて。昨日、僕の傘が御猪口になったんだ。
ああ。あのマンションのビル風は一年中すさまじいわよね。なんで、あんなもの建てるのかしら。
バベルの塔のようだよね。
いつか、神様の怒りがあのマンションの上に落ちるわ。
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「御猪口になる」の例文
- 台風の日に傘をさしていたら、傘が御猪口になり壊れてしまった。
- 日本海側に住んでいた時は、冬の嵐でよく傘が御猪口になって壊れたものだったが、太平洋側では傘が壊れたことは一度もない。
- 突然、猛烈な風が吹き、私のお気に入りの傘が御猪口になった。
- 昨日の暴風雨のせいで、御猪口になった傘の修理の依頼が店にたくさん舞い込んできて、大忙しだ。
- 台風が去った後は、折れた木や、どこかの家のごみ箱とともに、御猪口になった傘が無数に落ちているものだ。