「王手をかける」の意味(語源由来)
【慣用句】
王手をかける
【読み方】
おうてをかける
【意味】
相手のいちばん大事なところをついて、追い詰めること。成功や勝利まであと一歩となること。
つまり、「もうちょっとでゴール」ってところを表してるんやな。将棋でいうところの、もう相手の王さえ取れば勝ち!ってとこや。
これを、一般的には、もうちょいで目標達成!って場面で使うんやな。
【語源由来】
「王手」は将棋で直接王将を攻めかける手のこと。将棋は相手の王将を取ると勝ちなので、勝利の一歩手前ということから。
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「王手をかける」の解説
カンタン!解説
「王手をかける」っていう表現は、ちょうど優勝や勝利まであと一歩という状況を表すのに使われるよ。これは、将棋用語からきているんだ。
将棋では、王将という駒が相手の王将に直接攻撃する状態を「王手をかける」と言うんだよ。これはつまり、あと一手でゲームが終わる、という状態のことなんだ。そこから、将棋以外にも色んな場面で「もうすぐ勝つ、もうすぐ成功する」っていう状態を表すのに使われるようになったんだよ。
だから、たとえばサッカーの試合であと一点取れば勝利するという状況や、ビジネスで大きな契約を獲得するために最後のミーティングを控えているときなどに「王手をかける」って言うことがあるよ。
「王手をかける」の使い方
さっきの試合で優勝候補に勝った上に、決勝戦は名もない一年生だから、僕の優勝に王手をかけたも同然だね。
空手を甘く考えてはいけないって、いつも言っているのは健太くんよ。気を引き締めないといけないわ。
そうだったね。優勝候補に勝ってうれしさのあまり、調子に乗っていたよ。
そうよ。その謙虚な心をもって挑めば、必ず勝つことができるわ。
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「王手をかける」の例文
- 西武が、三試合ぶりの勝利で日本シリーズ進出に王手をかけることとなった。
- 彼は、非常なスピード戦で僕を追いつめ、いわば王手をかける寸前まで迫っていたが、僕はまだ王手をかけられてしまったわけではない。
- このニ連覇は年間チャンピオンに大きく王手をかける事になった。
- 九回裏に温存していた、エースである投手を投入し、優勝に王手をかけた。
- 横綱は全勝で千秋楽を迎えて、優勝に王手をかけたのだった。
- ここでゴールを決めれば、相手の戦意を喪失させ優勝に王手をかけることができる。
将棋やチェスなどのゲームで、相手の王を詰める一手前の状況を指す言葉なんだ。