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【采配を振る】の意味と使い方や例文(類義語)

采配を振る

「采配を振る」の意味(類義語)

意味【慣用句】
采配を振る

「采配を取る」ともいう。

【読み方】
さいはいをふる

【意味】
先頭に立って、指揮をする。指図をする。

「采配」とは昔、戦場で大将が指揮するために用いた、ふさに柄のついた道具。
ことわざ博士
「采配を振る」という表現は、戦場やある場面の先頭に立って、指示や命令を出す、つまり指揮を執るという意味があるんだよ。
助手ねこ
そうかいな。言い換えれば、「リーダーシップをとって、みんなを導く」ってことやな。

大将が軍を指揮する時のような、頼れる存在が前に出て、みんなに何をすべきかを教えてくれるんやね。

【類義語】
・音頭を取る(おんどをとる)

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「采配を振る」の解説

カンタン!解説
解説

「采配を振る」という言葉は、指示を出したり、リーダーとして動いたりすることを意味するんだよ。昔の戦場で、大将が自分の軍隊を指示するときに、特別な棒を振ったことからこの言葉が生まれたんだ。

でもね、面白いことに、この「采配を振る」という言い方は、実はちょっと変わってきてるんだ。文化庁っていうところが調査をしたんだけど、実際に「采配を振る」と言う人は32.2%しかいなくて、多くの人、56.9%は「采配を振るう」という言い方を使っているんだって。本来の言い方とはちょっと違うんだけど、たくさんの人がそう言っているから、今はそれが普通になってきているんだよね。

つまり、言葉って時代とともに変わってくることもあるんだ。大事なのは、その言葉が伝えたいことがちゃんと伝わるかどうかだよね。

「采配を振る」の使い方

健太
今度の文化祭の劇では、ともこちゃんに采配を振ってもらいたいんだけど、お願いできるかな?
ともこ
ええっ。なんで私なの?私は演劇のことにくわしくないわよ。
健太
それはわかっているよ。でも、ともこちゃんは、人の上に立って指示することが上手だからみんなを上手くまとめてくれそうなんだよ。
ともこ
そこまで言うなら、采配を振ってもいいわよ。でも、私は厳しいわよ~。
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「采配を振る」の例文

例文
  1. 彼が監督に就任してからは、データを重視した冷静で手堅い采配を振っている。
  2. おじいちゃんは、もうすぐ90歳になろうとしているが、一家の長としていまだに采配を振っていて誰も逆らうことができない。
  3. 次のイベントでは、是非とも君に采配を振ってもらいたいのだがどうだろうか。
  4. 彼は現役を引退した後は、少年サッカーチームの監督に就任して采配を振った。
  5. 彼は、三十代半ばの若さで、実質的に会社の采配を振っているのだから、とても器が大きい人間なのだろう。